CASA DE SATCH UMINO

こんな話をしたら、小野二助の部屋にある「のろけ箱」に
幾らか入れなきゃいかんのかしらん(cf.尾崎翠、第七官界彷徨)。
でも、まぁ、音楽での話だから赦してもらお。

だいたいにおいて、音楽上での相性てのは一般の人間関係基準
とはちょいと違うのだ。
合わないものはとことんダメ。がまんできません。
恐らく理性以外の領域に多くふれるからでせう。

こういう「勘(感？観でも官でもいいが)」が全てと言ってもいい
世界には、「慣れ」でがまんできたりする部分は多くない。
まだトシくわない時分だと、男女関係と混同したり。も、しない
わけじゃない。
もちろん、混同し続ける事ができる人だってたくさんいるけど。
重要なのは、音楽の相性に性別も年齢も、
ついでに人種も国籍も。まぁいわゆる「背景」は一切関係ないということ。
合うか合わないか、もーそんだけ。

今やってるトリオのメンバーは、かれこれ10年近い知り合い。
全員音信不通になるときなんかもあるけど、
だからと言ってあんまり気にもしないし、
どうせどこかで暴れてるに違いない、と思うから
わざわざ連絡とりもしない。
でも、誰かがその気になった時が集まりどきなのだ。

そぉ、じゃあやりましょうかねぇ。で、顔合わせる。
持ち寄ったアイデアをすぐに実行してみたりする。
面白かったら、次回もやるし。

どこが、と訊かれてもすぐに答えられないけど。
ともかく、わたしは今のメンバー(と音出すの)が大好きだ。
代わりになれる人は、うーん今のところいません。
「WaltzForDebby」のビル・エヴァンスも、
そんなふうに考えてたのかしらん。

「のろけ箱」に幾らか入れないといけないな。