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COCINA AL MINUTO/Nitza Villapol著.
EditorialOriente.1988 こういうのは日本国の何に例えればいいのでしょ。 「ごちそうさまが聞きたくて」とか、そういうのかな。いや、小林カツ代系かな。 ともかく、キューバでは有名なNitzaさん。 「わが国ではもはや紹介不要」、 Nitzaさんと云えば「こしーなあるみぬーと」と誰もが思い出す。 1951年(革命前だ~)から人気テレビ番組「簡単即席レシピ」で親しまれてきた、 のだそうな。 お、ここまで訳すと故「金子信雄」さんに近いかもしれない。 でもって中身を読むと、決して「ある・みぬーと」じゃいかないすよ。 豆を戻して煮たり、鶏からダシを取ったり。 普段の地道な作り置きあっての「簡単即席レシピ」。 なーんせあの国にはインスタント食品なぞ存在しませんもんで。 それでいておカァちゃん達の就業率は高く、 野郎や小僧どもは「ウチのごはんが一番おいしい」 とうっとりしながら口々に言う。 (料理好きのおやじもたくさんおります。 ごはんはおやじ担当と言うウチもちらほら) この物質的/人的条件下のもとに、 すべて「材料」から始めます。 材料ではしょれない分、圧力鍋を使う家もあります。 なもんで、キューバ料理こさえるぞ、という時は下準備がいる。 「ある・みぬーと」じゃないのだ。 今見付けたのは「じゃがいものプリン」。 はてね、と思い読んでみると材料はお菓子用。 マッシュポテトにシナモン、ヴァニラ、オレンジピール。そこに撹拌した卵とコンデンスミルク(定番の甘味だぁ) と好みによってはリキュールを入れて、云々。 なかなかスロゥなおやつです。 ともかく、朝っぱらの9時に 「あんたがさがしてるのはこういうのだろ。」 とはるばるセントロからヴェダド地区(ハバナ大学の近所) まで持ってきてくれたエンリケには、 青森のでかい「ふじ」林檎を差し入れちゃいました。 もちろん本代とは別に。 やっぱり日本の林檎、でかいわ甘いわで喜ばれます。 現地での栽培はまーさすがに難しいのですが、 ポーランドあたりの東欧産林檎は輸入されてたそうな。 仲間にさんざん「どーだでかいだろ。日本産なんだぜ」 などと自慢して、えぇかげん温くなってからかじってた。 とうほぐ産の林檎、わたしもちょっと自慢な気持ちでした。 探求書買いだけでは済まされないから、こういうのはやめられましぇん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 15, 2005 12:34:36 PM
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