CASA DE SATCH UMINO

他の人はどうかわからないが、わたしは入稿前の作業が好きだ。
ああだこうだぐじゃぐじゃいいながら人と作業する。
仕事じゃないから、というのもあるが。
仕事終えてからその足で作業場所へ向かう。
もちろん赤い袋の「おどうぐいれ」持参。
ステッドラーの製図ペン、
えんぴつ、
4mmの修正テープ、
はさみ、
カッター、
トーンナイフ、
両面テープ、
カッターマット、
筆ペン、
定規、
などなど。
これくらいあれば、どこでも作業場になる。
ラジオの野球の音なんかを聴きながら、
ときどきしょーもない事で笑いあう。
4～5号を作っていた頃も、3人くらいでやっていた。
それぞれタイプの違う人同士で一緒に何かやってる
ってのが楽しいのだ。
なんかねー、そういう気持ちは何回作っても変わら
ないみたい。
スタジオで音出して「おおっカッコイイっ！」などと
叫んだりうまくいかなくて延々と同じテーマを
みんなで繰り返してるうちにお、この感じ？と三人三様につかめたりする。
やっぱり、醍醐味ってそういう短い時間にふくまれて
いる。
ひとりの作業もいいけれど。
うん、どっちも好きっすね。