CASA DE SATCH UMINO

「え、これ？ただダラダラしてるだけだよ。」

これ、うちの職場でネクタイ外しをはじめたおじさん数名にきいた答え。

たしかにねー、ニワカくーるびづは大変中途半端！
なんだか、金曜日の居酒屋帰り（ほろ酔いセット腹に納め済み）の午後9時45分、
って感じなんだもん。ネクタイ頭に巻いてないだけか？

そんなわけで、観察して面白いものが増えた。

今和次郎センセー的に毎朝定点観測してみることにする。

本日は東西線（8時04分発）のある7人がけの席で観測。

7人中2名が女子：5名が男子。
5名中ネクタイ無し3名。
一人はチェック柄シャツに紺ブレザー着用（50代後半男性）
もう一人はイタリアンカラーのシャツのボタン1つ外し（20代後半男性）
最後の一人はただネクタイしてない人。（40代後半男性）
三人三様、だけどなんだか。

誰がクールビヅの割りを食うのだろうか？
いきなり自由形でゆっくり泳げといわれたようなもんだわなぁ。
なんだかみんな、不慣れでぎくしゃくしてる。
「とりあえずネクタイしときゃカッコつくし～」の呪縛いや庇護から
放り出されたからだろう。

むふむふ、面白い。
楽しみが増えました。

東南アジア諸国やカリブの国々における「男子の正装」。
すそにスリットの入った、開襟シャツがほとんど。
すぼんの上にひらりと出してさらっと着る。
もちろん、一枚で着ても美しい生地の地色と合わせた刺繍が施してあったり。
日本国のキューバ大使館で働くおじさんも、「正装」グァヤベラを着ていた。

ネクタイなんざぁ緯度の高い国のもんなのね。
でもしかし、ネクタイ外すことがドレスダウンを意味することに
しているココロって、何なんだ？
「西欧の寒い国がエライみたいだからそっちを見習おう（そのほうがいいらしい）」
「暑い国はエラクないからそっちは見なくてもいーだろ（そっちは損しそう）」
こーゆーこと、かと。
こんなくそ暑い国（2.3ヶ月だけど）で北緯40度以上の諸国の人々と一緒に
ならぼうってのがどたいどうかしてる。
おう、根っこにあるのは「南北問題」だったんだ！
ちょっと短絡的ですね。

日本における男子の服装。もっと「南を見なよ」といいたい。
そして意識も。
このくそ暑い気候に涼しげな服装でラクできたころに、ここが亜州の一部に
位置する小国だってことにようやっと気づくのかもしれましぇん。

「ノーネクタイが失礼である」っていうものの見方、どうせここ100年くらいの
もんじゃない？ネクタイしてても、失礼な人は失礼ですからねぇ。
ふっ、たかだかひゃくねんじゃねぇ～。

結論。
冷房きついのはさー、ヤなんだよ、あたしは。
だからね。