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つうわけで、忙しいのですよ。
なんでかについては、そのうち、なんですが。 ひょんなきっかけで楳図かずおの「まことちゃん」を読み直し。 読んだのは・・たぶん小学生のころ・・それも、通ってたピアノの 先生んちのお兄さんが持ってたやつだったはず。。 つくづく、最初の出会いというのは重要だなと思うんだけど、 このとき先生んちで読んだまんがは、どれも今でも好きだし自分で あとになって大人買いしていたり。 「まことちゃん」。 触れ込みどおりのエネルギッシュ・ギャグでしたわねー。 漂流教室のタッチのままシモネタ+へんなホームドラマ+スラップスティック でしょ。 まことのお母さんなんか、「蛇女」と区別がつかないし~。 家族に隠れて生肉の塊をべろりと丸呑みしたりしてないのか? まことの姉、美香ねえちゃんはなんで興奮するといつもヒキツケを 起こすのか? 家の中にへんに家具がないところとか、いやに広くて長い市松模様の 廊下、家族がぎっちりと並ぶ食卓。 ものがごちゃごちゃしていない。 アキ・カウリスマキ映画のワンシーンのようでもあるのだ。 まことの発言に、家族が「ワハハ!」と卒倒しながら笑うところは いつも一コマで処理されていて、かならず「足」だけが書かれている。 「まことちゃん」の中での「笑い」はひっくりかえってするもの、と いう記号があるみたい。 そのへんの記号っぽさがアキ・カウリスマキ的。 よく見ると、むだなコマがひとつもないの。 今読み直して変わったな、と思うのは、 いつも家族が全員食卓にそろっているところ。 (そうでないと話にならないんだけどさ) まことの母親も、蛇女そっくりではあるけれど、ちゃんと「おっかあ」 なのね、しかり方とか。 しっかりと子どもをひざの上に固定してお尻たたいて叱ってる。 つうわけで、用意された下品さに惑わされるとわかりにくいんですが、 よくあれだけの話を毎週繰り出してたもんだ! と読者のくせに感心しちゃう。 激しいキャラの中では影の薄そうな「お父さん」。 (エルヴィス・コステロに似ている。) よく見ると意外とヘンなことちゃんとしてます。 古本屋で買ってがまんできずにバスの中で読み始めたんだけど、 もう2.3ページで笑いそうで・・すぐかばんにしまいましたとさ。 うちに帰って馬鹿笑いしながらのたうちまわりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 20, 2005 07:52:35 PM
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