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聴いた翌日のほうが、訳もわからず泣けてくるライブってのも、そうはないかも。
マリ共和国のバンド、Tinariwenのライブ。 今まで感じたことのないものをたくさん発見した。 好きな色に塗装されたギターを、ひげが噴き出すターバン頭と アラブ風のふわりとした衣装の上から無造作に斜めがけした彼らのスタイル。 ギター3ベース1コーラス2ジャムベ1。 ビートはどこから来るんだろう。 ジャムベの低音がギターと調和している。 ポリリズムではなくて、2ビートの連続それとmontuno. どりあん、 いおにあんという単語を頭に浮かべてしまう旋律と節まわし。 ついでに決しておしつけがましくないhandclap要請。 手をたたきたくなるようないいテンポ。いつのまにか自分もバンドに参加しているような一体感を感じる。 今まで聴いた音楽のどれでもあり、またどれでもない感じ。 楽しさと過去の記憶や経験は関わりないもんなのね。 ずっと聴いてきた音楽に付随する踊りには、何らかの「決まりごと」があった。 踊る目的の音楽なのかもしれないけれど。 tinariwenにはそういうのがない。 はにかんだような顔でhandclapを客に促すコーラスのおじさん。 きっと(どうかなぁ、ノってくれるかなぁ)と心配なんだろうな。 砂漠の民meets満員電車の民。だもんね。 それでも満員電車の民、繰り返す民謡的ふしまわしと わかりやすくどこまでも続くビートであっさりと! 砂漠に連れて行かれちゃった。 ビシッとおけいこしたcubansalsaの動きもすばらしーが、 tinariwenの好きなようにゆったりと動き歌う姿もいいなあ。 鋭く暖かい眼をした彼ら。 なにより、とても演奏するのが楽しくてしょうがない!ように見えるところ。 もちろん、彼らの音楽の動機が「うれしい、楽しい」だけじゃないだろう事は、 翳りのあるメロディラインで理解できる。 それでもこんな予備知識なしで聞いてる満員電車の民をも踊らせる音楽なのだから。 だもんで、一言で「きゃ~っ、楽しい~」と言うだけじゃ何か足りないつうか。 そのクオリティは推して知るべし、なんだわよ。 このような機会を下さったディスクガレージ様、大感謝です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 4, 2005 03:28:41 PM
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