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中央線沿線には、そこに住むだけで
お上品な人々になれると思われている街がある。 会話の例文として A:「ウチは....にあるんですよ」 B:「ほお、....にお住まいなんですか」 となり、受け手が丁寧語に変化するという現象がおこりやすい。 都心へもう数駅近い街よりも地価までお高いらしい。 お引っ越し先を探していたとき、この街にたてられた物件も 条件にひっかかったせいで 「どーですか、しかも南口ですよ!」と薦められた。 この街は「南口」側に価値があるらしい。 でも、好きじゃないからボツにしました。 あたしは、この駅から通勤電車に乗車してくる人間の、 マナーのなっちょらん場面に結構遭遇している。 あーいう他人だけの空間は、本来持ちそなえたものを 露呈してしまいがちだ。 街なみや駅のお上品イメージかげんと比較して、 ちょいとがっかりなところが多いのだ。 あの群れと一緒になるのは、精神衛生上さしつかえますわ。 極端な上昇指向が、ひとを下品にする。 「住むだけでお上品イメージ」 これもずいぶんコンビニエンスな話だぜ! もちろん街に罪は無い んだけど。 数年前、この街では長期にわたる 高層マンション建設反対運動があった。 結果的に物件は完成してしまったのだけど、 景観が悪化するとかいうのより、 昔からの住民が反対したのは、 こういうコンビニエンス指向の人々の大量流入だったんじゃないかねー。今思うと。 (あたしも署名したもんね) いや、いい古本屋もある場所なんだけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 6, 2005 04:42:34 PM
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