CASA DE SATCH UMINO

初対面からチビは訊く。
「うわぁ、なんせんちあるの」
(けっ、来たよ始まったよチビの質問攻め。やれやれ。)
いちめーとるななじゅっせんちの私を見るや、チビはだいたいこういう出方をする。

これはもう、日本国におけるチビ典型的な様式美(笑)行動らしい。
いちいち誠実に教えたり答えてさしあげても、質問の主の身長が伸びるわけでもなく、
何のお役にもたたなそうだからだいたいは
「あ～、その質問されんの今回で39652回目なんだけど、どうしてというならお答えしましょう」
などともったいと皮肉をつけてあげる。
あんたは初めて訊くかもしれないが、こちらは答え飽きてるんだよね。
一応遠回しにそう言ってるのだ。
すとれーとに言えば「くだらねぇ事いちいちきーてくんじゃねーよバーロ」
なんですね。
奥ゆかしいからはっきり言わないだけ。
ま、わかんねぇだろうなぁ。

私が問題視するのは、何と無くだが
「チビがでかいのに身長をいきなり訊いても失礼ではないが、

でかいのがチビに身長いくつ？と訊くと何と無く失礼ぽい」
というところだ。
だいいち「でかいの」はチビに身長なんか訊いたりしない。
関心がないからねえ。必要もないし。