CASA DE SATCH UMINO

なんて意義ある途中下車なんでしょ。
「谷岡ヤスジ展」三鷹市美術ギャラリー
http://mitaka.jpn.org
「アサーッ！」
から始まって、「クソして寝ろ」
その他たくさん。
絵も言葉も並列なんですね、このひとの作品では。
シンプルなこれでもか！な構図と線だけで「村（ソン）」ができ、
学園ものの「学校」ができ強引なまでにぱーすぺくちぶが生まれる。
えらい白い画面なのに、すいこまれます。
会場には原画がたくさん並んでます。
ひとりでこれに向かいグフフと笑い。
ドギツさのなかにも哀愁がたくさんあります。

わたしの知らない、往年のぜんせーきの「少年マガジン」表紙も
展示されてた。
あれ、これ「ガロ」じゃん？と思わせるような大胆表紙、
らくだに乗るアラブ系少年がマガジンもって笑ってる前面写真のときも。
（このタイプの写真、うちの中南米マガジンであたしもキューバ篇を撮ってるんよ。）
ともかく今でもじゅうぶんあっと驚く（笑）デザインだわ。

このひとのセリフの「おと」は声に出して初めて正しく読まれる。
でも、読みながらちゃんと頭の中で「おと」にして読んでるんだな、と
きょう、自覚した。
文字としての音/ことばじゃないの。
聞こえるように書かれた文字のことば。

おっと、もちろん知る人ぞ知るいや今ではプレミヤもんらしー
「OMIYAGE」の中の「村（ソン）はYMO（わややがなもう）」も見開きで、展示。

多摩より東にお住まいのかたも、来てイガッタっておもうよきっと。
来月上旬まではやってるはず。

ヤスジ絵葉書を買ったのだけど、どれもイイので誰にも出せない。
困ったものです。

さーて、次は府中美術館のEdward Hopperその他もみにいかなくちゃ。
これは今週末まで。