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「B98W57H87Fカップ」
「年収1100万」 あるいは「年収128万」 「土地面積157平米建物面積125平米4SLDK築5年以内駅徒歩6分」 これらの数値がぜんとーよーに何をしてくれるのだろうか。 数があるイメージを人に与える、という機会はどこにでも転がっている。 「B98~」などはもうスペックみたい。モノみたいに! 中吊りの「115cmFカップ爆乳」とか、もう笑っちゃう。 受け手に数値から想像することを強制し、なおかつ「オラオラ見たかろーが」とやるわけで。 そのほかにも「偏差値なんぼ」「100m走何秒」「身長/座高何cm」「学年450人中何番目」だとか。 こんなふーに数値である程度の物事の点と点を結ぶ作業が 頭の中で行われそうになる。 そしてチビがわたしに訊く。 「なんセンチあるの」 わたしはメートルで答える。 「いちメートルななじゅー」 相手は「ふ~ん」と納得したような反応をする。 しかし、彼(ら)が何に「ふ~ん」と感じるのか、いまだによくわからない。 何がココロの中で起こっているのかも。 彼(ら)の中の「1.7m」とは? そして、なにゆえ「数値」を求めるのかも。 なんにつけ、「数値」よりも言ってやりたいことがある。 「どうして人と自分をくらべたりするんだい?僕らはみんな、ひとりひとりなんだぜ」 確かこんな感じのセリフ。 宮澤賢治、風の又三郎にいいこと言わせてるもんだ。 ちょいと原典読みかえしたくなってきた。 探してみなくちゃ。 「規格外の人々」についての話ならカニグズバーグの「800番への旅」もいいかもな。 彼女の話に出てくる大人たちがとても好き。 じゃ、中座します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 28, 2005 08:46:06 PM
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