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風邪の症状が悪化してきたんで職場を早退したのはいいが、 外はほとんど嵐。 地元駅へ降り立つとそこはビニール傘の死屍累々、強風でお猪口になって バラけたビニールと傘の骨だったものがそこらへんになげて(あ、捨てて、ですね)ある。 確かに役に立たなくなったのはしゃあないが、なげるのはちょっとなあ・・・ などと思いつつ、本来ならバスに乗って自宅まで帰るつもりが 昼飯作る元気なんかないんだからとまだぎりぎりでランチ営業中のイタリア料理屋へ。 ここのオーナーシェフは、もと国語科の教諭だったというかた。 (どーりで表に置いてある黒板のバンショがきれいである) きっちりと打った手打ちパスタに、しっかりとしたつくりのソース。 真面目な味わいっつうかね。 わたしがランチ最後の客だったからか、色々お喋りする時間も持てた。 30年間国語科教諭をされた後に開業されたこと、 月曜を定休日にしてその日は東京湾内の沖へ出て(!)魚を釣り、 その魚で料理を提供しはじめたこと、 (釣りは前からなさっているそうな。) 学生時代を過ごしたこの町で開業したかった、ということ、 などなど。 わたしもこの町が好きでその界隈に住んでいるもんだから、そりゃちょっと仲間だなぁ。 20数年ほど前にどんな様子であったかなんて話をして微妙に盛り上がる。 帰りに見せてもらった「昨日の戦果」は沖で釣れた鯵。 6月解禁になったら鮎釣りにも行くんだそうで、そりゃまた楽しみだ。 イタリアンで塩焼きが出るのもオツなもんではないか。 料理ももちろん楽しみなんだが、わたしとしてはむしろ 50代でいきなり開業しちゃう気合いを評価しちゃうね。 若いもんの店ももちろん面白いけれど、通常(?)まとめに入っちゃいそうな時期に あえて新しいことやっちゃえ!っていう、こういう50代のおぢさんも応援したくなる。 よいお店に育ってほしいっす。 がんばれ~。 しっかりをお腹を作ったあと、まだ衰えぬ嵐の中を骨の壊れかけた傘で帰りました、とさ。
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Last updated
Apr 8, 2008 10:18:15 PM
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