藤田一咲さんにインタビュウ(その3)「好きな花を5つあげてください。」
「好きな花を5つあげてください。」 この質問もむつかしいな。ひとつと言われるよりは5つあるんで助かるけれど、四季にするとひとつの季節に1つと、おまけひとつってことだもんね。答えるのはむつかしい。 基本的には雑草のような花、ありきたりな花が好きです。・バラ・チューリップ・カラー・・って、ナンだか子どもっぽいかな?・アジサイもいいな。今咲いてるからかな。・ドクダミ。 ああ、これも今咲いてるからかも。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さてさて、お待たせいたしました。「藤田一咲さんにきく」(勝手につけた)シリーズ(その3)であります。ちょっとぉ、次はどーしたのよぉ、と何回もおこしいただいた方もいらっしゃるかもしれません。インタビュウのことばをいただいてから、ずいぶん時間がたってしまった!ドクダミにアジサイ、おわかりのようにこれって昨年の5月下旬あたりに書いていただいたものなんです。もうすぐ、ほっとくと咲いてしまいますねぇ。のんびりしてて、ごめんなさい。さて、それでもこのインタビュウを寝かせておいてよかった!と思える(都合よすぎですまぬ)ような新刊がでましたぜ。(ちょうどよかった!)「花と写真の時間」えい文庫のシリーズです。表紙はこんなかんじ。もう持ってるもん、ってかたもおられるでしょうけどね・・。花の写真、霧吹き持参で撮ってる写真サークルのおぢさんとかね、平和かつ(おいおい自分勝手じゃないの?)っていう行動をよく目にしているせいか、個人的には花写真に距離を置いてたんです。いやー、しかしね。それも(まあいいか)って心を広くしてやろうかな。そんなのばかりじゃないよって。もっといいものを見なくてはねぇ。この本にでてくる花写真をみていると、あぁやっぱり「花を撮る」のって楽しいんだ!と思えてくる。何か、一咲さんが花を相手に息をころしながらあるいはライティングを独り言つきであれこあれいじりながらそれでもひとりで楽しげに撮っている、なんか(憶測なんだけど)そういう「気分」が伝わってくる。背景に使う紙とか「いつか使えるかも」って捨てられずにいっぱい、隠し持っていそうだし。(わたしもそうだから、なんだが)ついでだからわたしの好きな花もあげとこう。やっぱ「蘭」(科の植物)ですね。形や色というのもあるけれど、折れたとこから水につっこんどくだけで根が生えてくる、しかもなかなか枯れない、あの生命力。強くてうつくしくてふてぶてしい。そういうとこがいい。本の中には、このインタビュウのこたえに出てきた花も登場してます。立ち読みもいいけど、お持ち帰りでゆっくり観たい一冊っすよ。