航空特殊無線技士
グライダーも航空機ですので、滑空場の地上管制と連絡を取り合うだけでなく、近くを飛ぶ他の機体、更にはグライダー以外の飛行機やヘリ、はたまた空港の航空管制等とも通信をする場合もあります。その為の無線機をウチのクラブの機体にも搭載してあるのですが、それを使うには航空特殊無線技士という資格が必要です。と言うワケで、先月その資格試験をうけて参りました。内容としては3つ。まずは電気通信術が2つ。1分間に50文字のペースでアルファベットの受話と送話を行います。ただし、普通にエービーシー・・・とはいきません。無線通話時に聞き間違いの無いように、決められた読み方がありまして、アルファー、ブラボー、チャーリー、デルタ、エコー・・・ヤンキー、ズールーと26文字あるのでございます。とりあえずこれはグライダーを始める前から知っていた(ありがとう、ぼくは航空管制官!)ので今になって覚える必要は無かったのですけれど、最初にやった聞き取りは予想以上の速さに相当焦りましたよ(汗)で、お次に学科試験。法規と工学で各12問の計24問がマークシートで出題されます。これらについては国の規定が大幅に刷新でもされない限りは問われる内容は変わらないので、過去問題を沢山練習すれば大丈夫!・・・のはずなのに、担当者がドSだったのでしょうか、新問題が2問も入っていた(ように自分は思う)のを目にした時は凍りつきました・・・。そして最後に送話の実技。最初にやった聞き取りの逆バージョンで、今度はこちらがアルファベットを見ながら正しく発音出来るかが見られます。何だかんだで1時間強で全て終了でしたけれど、久々に受けた本格的な試験でしたので、やっぱり緊張しましたねぇ。果たして合格できるだろうかと心配でしたよ・・・。それから1ヶ月が経った今日。無線協会から葉書が届き、内容を見ると・・・合 格の二文字が。ああ~っ本当に良かった!もしかしたらヤヴァいと思っていただけに、ホッとしましたし嬉しかったです。同じ問題を何度も何度も解いたりと、自分なりに勉強した甲斐がありました。これであとはソロ飛行に向けて技量を向上出来るように練習あるのみでございますっ!そして、この試験を受けるにあたっては、クラブの皆さんに教本を貸して頂いたり、問題の解き方を教えて頂いたりと本当に助けて貰いました。また職場の皆さんにも忙しい最中に有給休暇を頂いて試験に行かせて頂く等のご迷惑をお掛けしました。本当に自分の趣味が多くの人達に支えて貰っているんだなぁと、改めて感謝の気持ちを感じているのでございます。