うちのおとなりさん
DVD『愛おしき隣人』北欧の巨匠ロイ・アンダーソン監督・最新作である、北欧のとある街のちょっと不思議な住人たちの、一風変わったユーモラス人生賛歌『愛おしき隣人』が、11月28日(金)、リリース。発売を記念して、“ご近所さん”のエピソードを募集します。うちの左隣は、ちょっと変わってる。いや、、だいぶ、、変わってる?5年前、お引越しの挨拶に行って面食らった。「どうぞよろしく。」って私が挨拶するより先に、「我が家には受験生がおります。どうぞ、そこの僕たちをさわがせないでくださいまし!」っていきなりの東京弁から始まり、受験するなら、○○が良いだの、塾は××がいいだの。「うちの子は6年で塾いったので、それはそれは大変で。でも、何とか 入ってくれまして。」ってきいてへんてえ。裏庭の草刈してたら、「自然なままを愛してるんです!」って叫ばれてもねえ。だったら一軒家に引っ越すほうがええと思うわぁ。だってマンションの裏庭って各自それぞれの権利やん?あんたの権利と違うもん。「藪蚊が増えても困るので。」っテにこやかに笑って言うと、「じゃあ、窓開けなきゃいいでしょ!」ってきたもんだ。「うちは空けて空気の入れ替えする家なんです。」ってにこやかにお答えして知らん顔しておいた。それから5年、我が家は花が咲き、畑で野菜も取れる。右隣の奥さん、上の奥さんとも、ガーデニング仲間。たのしく土を耕すお仲間がいて、マンションライフも快適だヨン。あ、この奥さん非常に不思議。窓という窓全部に、あのプチプチ(梱包、包装に使う空気はいってるプチプチ)を張りめぐらしてるの。一度も窓を開けたことがない。洗濯物も干したことがない。さらに不思議なこと。今年見事大阪大学にご入学遊ばした自慢のご子息は、(こういうときだけにこやかに話しかけてきやはる)幼稚園入学時にママが作ったウルトラマンの柄のキルテイングバッグを今もご愛用。家に向かって自転車に乗ってにこやかに手を振りながらご通学。ドラマ見てるようでめちゃ面白い。いやはや、頭のええおうち言うノンは、ちょっと面白いのかも。