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テーマ:今日の出来事(292559)
カテゴリ:社会
エニカは実際にシェアする際は実名でのやり取りになります。何しろお互いの免許証の確認がルールになっていますからね。そして専用アプリにもメッセージのやり取りが残ります。プライバシーそのもの、あるいは推測できる情報が記録されてしまうということもあり得ます。
非対面のやり取りも可能でした。便利は便利だったので何度か利用もしました。これも結局相手の住所や住環境がもろにわかってしまいます。エニカも何度か詐欺による盗難騒ぎがありましたが車に常備されている車検証の情報が悪用されたようです。私もはじめのころはシェアした車両の車検証を確かめたりしましたがそこにも情報がみっちりありました。悪意ある人物がシェアカーのサービスを利用すればいろいろと不都合なことが起きるのは当然でしょう。最近では車検証を車に置かない人がほとんどでした。エニカから注意喚起があったようです。 不正行為はそのすべてを完全に防ぐことはできませんが、やはりSNSにおける匿名と実名の問題にも絡んでくるでしょう。匿名ならバレにくいから安心というわけです。だからSNSを利用したエニカではどうすれば信頼性の高いシェアの取引ができるかということが常に課題となります。 しかしエニカでは事実上匿名性が無くなってしまいます。個人間のカーシェアはむしろ実名による信頼関係をどう充実させていくかという方向で発展させるべきでした。つまり、車ごとにサークルのようなものを構成して情報を共有するという仕組みです。倶楽部のようなものでしょうか。そこでは顔も名前も住所も公表するわけです。 利益を追求するだけならできるだけ匿名のままにしておいた方がいいと思います。気楽だからです。極端に行くなら借りた車のオーナーさえ、だれかわからない、エニカの担当者だけがはっきりしている、という状態です。リモートのビデオ通話でやり取りするわけです。その担当者を社員以外にユーザーの中からボランティアで募っても良かったかもしれません。もちろん報酬を出しますが、要は誰かにちゃんと見られているよ、というメッセージをドライバー側に送ることなのです。場合によってはオーナー自身がそれを伏せつつ担当者になってユーザーと直接やり取りしてもいいでしょう。報酬の二重取りもオーケーとするわけです。 保険の仕組みもどこまで匿名性が貫かれるかわかりませんが、一時的に通りすがりの人を自分の保険の被保険者に加えることができるビジネスモデルもいいかもしれません。期間限定の保険共有です。 結局は金の問題です。エニカのようなCtoCビジネスが盛り上がれば車を利用する人は増えるかもしれませんが個人のオーナーは減るかもしれません。だって所有しないで利用できる方がお金がかからないからです。それはディーラーにとっては面白くないかもしれません。 となると、最後の最後は車で商売をしているディーラーやメーカーあるいは保険会社の意識の問題になります。革新的なビジネスモデルのチェンジしかない、というところに行きつくでしょう。 SNSでは実名か匿名かいつも問題になりますが、問題の本質はそこではない、と私は最近思うようになりました。人が荒んでいるか否かが問題なのです。それをエニカ問題で改めて気づかされました。エニカがうまくいかなかったのは荒んでいる人が相対的に多くなってきたからだと思います。でも車ビジネスについてはもう少しデジタル技術の発展を受けて生まれ変わってほしいです。利益追求重視だけではない社会の利益となるようなビジネスモデルの登場を期待したいですね。 Destiny 体験版を遊びつくしてみた。 貴婦人の乗馬他 オーケストレーション にほんブログ村 にほんブログ村 ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年10月18日 12時03分35秒
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