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カテゴリ:映画
*私、ビックリしちゃって空いた口が塞がりませんでした*
この季節になると、数々の映画賞が発表されるのは恒例のこと。 1つの作品が独占して各賞を掻っ攫っていくイメージがある。 今年度は『それボク』がそうだった様子。 ※関連記事:「それでもボクはやってない」賞レース総なめ(2008年1月25日 読売新聞) この記事には具体的にどの賞を取ったのかはあまり書いてないが、少なくとも22賞は獲得しているらしい。他に何を獲得したのかは調べてない。省略。 そして迎えた、まさかまさかの「日本アカデミー賞」・・・ 私が思ってたこと、の話から。 今だから言う訳ではないが、今回取るんじゃないかーな、、、 なーんて、密かに思っていたりもしてた。 もちろん、去年の『かもめ』マサコさんでも取って欲しかったし、『めがね』サクラさんでの優秀女優賞はなかったけどあっても良かったんじゃないかなーとも思っていた。しかし、私の中では「賞が取れた」というよりも、「たくさんの人たちに見てもらえたという結果として、後から賞というカタチとなって残った」という気持ちの方が強かったので、とにかく“賞に選ばれるほどのたくさんの人たちに見てもらえた喜び”が何よりも嬉しかった。 ・・・で、今回の『それボク』金子豊子さん。 『かもめ』『めがね』2作品(の役)と比べて違う点は、金子豊子がとてもリアルだったというところ。説明しなくても当然のことなのだが、とりあえず敢えて挙げておく。 (どなたかの書き込みに対するお返事でも書いたが、)私の中では、もたいさん自身がとてもリアルな存在で。というのも、芸能人ってどこか都合の良いファンの勝手な妄想の中で作り上げられて生きてるようなところがあると思っているから。しかし、もたいさんに関しては、そこに佇むその存在が、もうストレートに何も飾らず“もたいまさこ”。何と言って表現すれば良いのやら・・・コレだ!という言葉が見つからないのだが、聡美さんや室井さんとも比べてもダントツ、もたいさんはもたいさん。 そのリアルな存在で、現実社会で自分もそうなり得るような役をやられたら・・・それはもう涙を誘う。 落花生も似合うし。 話を戻す。 まさか本当に「最優秀助演女優賞」に選ばれるだなんて・・・!!! 舞台上から『それボク』チーム全員で登場。 舞台上で羽鳥アナに「演じてみていかがでしたか?」と訊かれ、 「この作品をやるにあたって色んな資料をいただいて、それを読んでるうちに、感情移入して、ホントに被害に遭われた方が可哀想で、その気持ちがあったので、すんなり加瀬君のお母さんというのは出来たと思います。」 とお答えになったもたいさん。 「ALWAYS続・三丁目の夕日と2作品、作品賞で選ばれてますが・・・」という突っ込みには、 「2つ取るわけにはいかないですか?」 とお茶目に笑顔で答える。 そしていよいよ最優秀の発表・・・ もたいさん、名前を呼ばれる瞬間まで、いつものリラックスな表情されてましたね。 昨年の最優秀助演女優賞でプレゼンターの蒼井優さんに名前を呼ばれた瞬間、「ほぉー」という感じ(といっても目だけ驚き)の表情を一瞬したものの、スグに通常に戻って、同じテーブルだった『それボク』チームの皆様と握手を交わして登壇されました。 ***装い*** 髪型は、いつもの1つ結びに黒いリボンをつけてました。 服装は、上が白の袖口が可愛らしいシャツ(ブラウスっていうの?)、下が黒のスカート・・・じゃないかも?!スカートに見えましたけどフレアパンツだった可能性もアリ、黒(?)タイツ(ストッキング)、黒(?)のパンプス(?)。 爪は、赤い(?)マニキュア。(スピーチの際に美しい手がドアップで映されました) メガネは、薄紫色(透明で紫色)縁のメガネ。 登壇され、こんなスピーチをされました。 「えー、ありがとうございます。 この作品に出会えたことは、ホントに私の誇りになっております。 これからも何か、ホントに小さな事でもいいですから、 人に何かを伝えられたらと、強く強く願っています。 周防監督、本当にありがとうございました。」 途中から、少し目が潤んでいるように見えたのは、私だけでしょうか。 「具体的には言えないけど、ずっと人に何かを伝えていける仕事を続けていきたい」というもたいさんの気持ちが「強く、強く」伝わってきて、とても嬉しかった。 その後、最優秀助演男優賞の発表もあって、小林薫さんが何年ぶりかに受賞したのだが、スピーチでこのような事を仰ってました。(以下↓記憶が曖昧なのでニュアンスのみ) 「裏で(昨年最優秀助演男優賞だった)笹野さんと、もたいさんと(自分と)3人で少し話してたのだが、笹野さんに“お前等アングラ出身でよくココまで来れたな”と言われたことが嬉しかったです」と。 ・・・あ、少し忘れてました。 もたいさんは「劇団3○○(前、2○○)」出身。 小林さんは唐十郎さん主宰の「状況劇場」出身。 笹野さんは串田和美さん主宰の「自由劇場」出身。 土台がシッカリしていて、幅が広く、長く御活躍される劇団(出身)の方はとても素晴らしい。 皆さんのご活躍を心からお祈り申し上げます。 最後に。 もたいさん、本当におめでとうございます。 もたいさんは私にとっての最終目標です。 これからも健康に留意され、人に何かを伝えていってください。 私はそれを受け止め、これからも応援していきます。 【日本アカデミー賞 関連記事】(メインではない。無差別選択) (第31回優秀賞受賞者&作品) *日本アカデミー賞:「ありえない」?「東京タワー」が5冠 オダギリジョーも驚き (毎日jp 毎日新聞) *日本アカデミー賞決定!最優秀作品賞は『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 (シネマトゥデイ) *樹木希林、恩師・市川崑監督に捧ぐ最優秀主演女優賞…第31回日本アカデミー賞 (スポーツ報知) *日本アカデミー賞、「東京タワー」が5冠獲得 (YOMIURI ONLINE 読売新聞) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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