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*今日はドラマではなく、マンガの話。*
きらきらひかる―浪速美人監察医物語 作:郷田マモラ (←両方在庫なし。表紙参照のみ。左、単行本第1巻。右、文庫版第1巻。) 単行本全13巻、文庫版全8巻 当時、この漫画がドラマ化されるって聞いた時、正直「あんなにリアルなの、出来んの?!」ってビビった。 実際に見て、井上由美子さんの脚本にはホントに驚かされた。 (事件によってはスポンサー関係で描けなかったりするものもあり、色々難しかったようだが) ※ドラマの裏話は単行本第8巻の巻末おまけで読める。 マンガ版の主人公“天野ひかる”は当然1人だが、彼女の人間性を分割して4人の人間としてあんな風に描くなんて…当時、誰が想像したことだろう。 比較的地味で暗く、死体も殺人もあれだけリアルに描いてるマンガを、あそこまでドラマチックに、スタイリッシュでクールに変化させてしまうと、原作ファンの人の見る目はもう、マンガはマンガ、ドラマはドラマと切り離して(半分別物として)考えてたりするんじゃないか。 そうさせた方が、マンガ原作のあるドラマは当たる気がする。 そういう私は、別物として考えてる。 (マンガ版)天野ひかるを4分割した、とは言ってもキッチリではなく、私が思うに… 『(マンガ版)天野ひかる=(ドラマ版)天野:杉:黒川:月山=4:3:2:1』 ぐらいかなぁー、と勝手に解釈。 思い入れが強すぎる為、事件に首を突っ込み過ぎるところは、テレビ版の天野ひかるそのもの!すぐ泣くところも天野ならでは(?) 抜群に切れ者で余計な感情を入れずに死体と向き合えるところは、杉センセや栄子さんへ分割? でも、栄子さんほどのユーモアはマンガ版のひかるには無い… 熱血ぶりは月山に? でも、月山の熱血行動派っぷりはどちらかというと、マンガ版の森田にあたる気がする。 (ちなみに、マンガでもドラマでも森田は新人。) 他のキャストについてもついでに触れておく。 田所部長はマンガもドラマも同じ調子か。 綾ちゃん(綾小路)の名前が、マンガだと“姉小路”。 神経質なところはマンガもドラマも一緒か。 でも、綾ちゃん(姉小路)はマンガの方が(いろんな意味で)度胸あるヤツ。 原作者の郷田マモラさんが、ドラマ始まった直後のマンガ売り場でこんな光景に遭遇したらしい… マンガ売り場にいたとあるお客さん2人の会話。 「へぇー、これがきらきらひかるの原作本か…(パラパラと立読みして)…ドラマの方が面白いねー」 …(マンガ版)きらきらひかるのライバルは(ドラマ版)きらきらひかるってことか(笑)。 両方それぞれに味があって面白いからな。 あ、ちなみに、ドラマ版では全然無い「ひかると森田のラブ」が、マンガでは描かれている。 その辺のギャップが、マンガも読んでる人だと些か…ドラマでは全っ然!だからー。 『綾ちゃん→(気がある)→天野』はマンガでも(ドラマでも)少しあったね。 ラブ関係といえば… ノベライズの相関図に書かれていた『黒川→(気がある?)→森田』も凄く気になったけど… そんな場面、ドラマにありましたっけ?! 突然「きらきらひかる」から少し外れる… MAKOTO (←左、完全版第1巻。右、通常文庫版第1巻) 文庫版全1巻。 映画化もされたこの作品。 そういえば、室井さんも監察医役で出てたなー。 幽霊が見える監察医である真言が、刑事で友人でもある四条の協力のもと、想い残して亡くなって成仏できないでいる霊と死体に隠されている真実をもとに事件も解明していく。 最終的には、死んでしまって幽霊として現れる自分の奥さんを成仏させる。 刑事の四条さんは、マンガも映画も変わりなく哀川翔さんが表現してくれて面白かった。 東山さんの真言は格好良すぎ? そういえば、 たま~に、ひかるや森田の姿が出てくるが、背景に雑じってるだけとか、一言喋る程度。 MAKOTOに関しては、私は断然マンガの方が好き。 “完全版”と普通の文庫版があるのだが、違いは不明。 再び「きらきらひかる」の話へ… きらきらひかる2 (←文庫版第1巻) 単行本全5巻、文庫版全3巻 2は、ひかると真言が同じ監察医務院勤務になり、一緒に仕事をするようになってからの話。 MAKOTOではなく、「きらきらひかる」なので、勿論ひかるが中心。真言は手助け。 (解剖して自殺と断定したけど、幽霊が見えるから本当は他殺なのか?!等の手助け) 刑事は、森田よりも四条の方が活躍してるし、格好良い。 1で描かれていたラブ関係は全く無い。 しかし、ひかると四条が組んでるところが目立ってたせいか、 ひかるは森田とではなく、四条とくっ付いちゃうのか?!って思った瞬間も多々あり。 (四条が単に女好きってだけで終わっちゃったけど) さて、ようやく本題である『きらきらひかる 最終章』の話… (丁寧に説明しすぎた。私の再確認の為) 最終章について、きらひか2の文庫版中の一番最後で既に「ひかると森田の恋愛を中心に完結させていく」とあったが、私もそこは結構気になっていたところでもある。2では全くと言っていいほど触れられてなかったから。 一応、1までで…森田がひかるの両親に挨拶して、2人の関係はチューを済ませたまでとした。 (妄想やなく↑きちんと描かれてますよっ) 完結編で結婚するんかなぁー? 去年の5月から最終章の連載スタートして、今年の2月には単行本が出るとあったのだが、どこかの情報曰く、どうやら延期されたらしく…まんが王倶楽部というところでの情報では、4月28日(?)に発売とある。でも、ちょっと定かではない様子。 私が今更「きらきらひかる」の話を持ち出したのには、↑もうすぐ発売!?という理由があったから。 この流れで、ドラマの復活もあればなぁ~と薄い期待を寄せる。 一時期、DVD化の話も盛り上がったりしてたが、最近ではそれもどーしたものやら… 「きらひか 最終章」発売が待ちきれない人の為に… 双葉社の作品紹介で第1話のみ無料で読めるって! でも、私はコミックを買うまでは読むまい!と我慢、ガマン… ~最後のついでに郷田マモラさんの情報~ モリノアサガオが映画化ですって!! セブンアンドワイで全巻揃います(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.21 15:28:05
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