二代目のお嫁さんなり

Loveちゃんのところで、喪中ハガキの事が話題になってたので
私も、今回は喪中ハガキのお話。
今年も何枚か喪中ハガキが届いています。
友人の親だったり、祖父母だったりしますが、
私も人との別れをする年齢になってきたんだなぁって
しみじみ感じています。

そんななか届いた１通の喪中はがき。
「父の喪中につき･･･」という内容の喪中はがきです。
差出人は、新婚旅行で一緒のツアーに参加したＳさん。
あまり人気のない旅行ツアーだったのか、参加者は９名（笑）。
１０名以上で催行予定だったけど、９名でもなんとか出発！という感じで
ギリギリまで、行けるのか？変更か？とドキドキしたツアーでした。
メンバーは、新婚旅行が３組に家族旅行が１組。
Ｓさんはご両親と参加された独身女性でした。
ご両親は事業をやっていて、一緒に参加していたお父さんは、
旅行が趣味で、世界じゅうを旅しているという人。
元気のいいお母さんと、一人でフラリとポルトガルとかに
出発しちゃうお父さん。
Ｓさんからの喪中ハガキは、あのお父さんが亡くなったお知らせでした。

ローマで「家族写真、とりましょうか」と声をかけると
「３人でとると、真ん中の人早死にするさかい、ええわ」って言ってたなぁ。
せっかくイタリアに来たんだから、みんなでパスタとピザ食べに行こうって
盛り上がったら、「洋食、あきた。中華がええわ」と奥さんと二人
ホテルの中華レストランにさっさと行っちゃったっけ。
新婚旅行でうきうきの私たちの一歩後ろで、のんびり旅行を楽しんでいて
どこの国でもマイペースだったお父さん。
ポルトガルに魅了されていて、ポルトガルの魅力について
いっぱいいっぱい話してくれたっけなぁ。
そして、この旅行から帰った１週間後に、ポルトガル行くねんって。
バイタリティあふれて、会社の社長なのにいばってなくて、
面白いお父さんだったなぁ････。

いつか、このメンバーで、同じツアコンさんで
どこかに旅行に行こうね！
ポルトガル、いつか案内してくださいよって話をしてたけど、
結局、年月ばかりがたってしまい、叶わなかったなぁ･･･。
娘さんのＳさんとは、夏とお正月にご挨拶のハガキを出し合っていて
毎年、「両親も元気です」って書いてあったのに。
７５歳と書いてあって、まだまだ若いじゃない！と。

あれから１０年。
あのお父さんは、変わらずにあちこち旅行に行ってたんだろうな、と。
一緒に、日本から脱出して、あちこちの国を周って楽しんだメンバーが
亡くなった事は、かなり大きなショック。
ご冥福をお祈りします････。