二代目のお嫁さんなり

連日、テレビのニュースでやってるけど、
クリスマスの夜、いなほが脱線、転覆しました。
亡くなった方は昨日までで５名。若い人が犠牲になってしまい
胸が痛いです。さらに行方不明の人がいる可能性もあるとか。
今も、必死の救助捜索活動が続いています。

事故現場は、我が家から車でわずか２０分程の所。
電車で新潟、関東方面へ遠出する際は、必ず乗る「いなほ」。
脱線のニュースは25日の午後９時前のニュースで知り、
ケガをされた方が少なければいい、ケガがひどくなければいい、
そう思って祈ってたけど、亡くなった方がいるという続報に
もう、涙が出てきました。
すぐ近くで、こんな事故が起こった事にも驚いたけれど
一番、親しんできた「いなほ」だった事は、思いのほか大きなショックでした。

事故が起きたのは「いなほ１４号」。
しゅんぼーが新幹線より、寝台車より大好きな電車。
私たちが利用する駅からは、通常、午後６時ちょうどに発車する電車。
電車オタク化している、小さなしゅんぼーを連れて、
夕ご飯の支度を急いで終えて、何度も何度も見に行った１４号。
午後６時前後は、貨物列車や普通電車が多く発着するから
しゅんぼーは駅から離れなくて、駅員さんとも顔見知りになるほどでした。
コンビニでおやつを買って、駅のホームで食べながら１４号を待った事も
何度もありました。高い運転席を見上げて、運転手さんが見えると
大感激していて、発車する１４号に手をふって見送ると、
最後尾に乗車している車掌さんが窓から手を振り返してくれました。
私以上にしゅんぼーには思い出がいっぱいあったようで、
それだけにショックも大きくて
「１４号、脱線して倒れちゃった･･･。ケガした人も一杯だよ」と
涙ぐんでいました。

確かに、あの日は風がビュービューで、家も揺れていた。
でも、この程度の風は冬の庄内ならいつもの事。
テレビで見ると、ひどい地吹雪で、真っ白になってリポートしている人や、
夜を徹して救助にあたる人たちの姿を見ると、この天候じゃぁ････と
思ってる人もいるようで、テレビのコメンテーターの人がいろいろ
知ったかぶって言ってるけど、住んでる私たちから見たら
いつもと変わらない、冬の風景。地吹雪の日々。
そして、冬にはよくある事で、定刻に遅れて駅を発車、
少しスピードを控えて雪の中を走っていたんだと思います。
それでも、事故は起こってしまいました。

死者４名。それだけでもひどい事故だと思っていたのに
昨日になって、更に一人。そして、３０歳位のお母さんと４歳位の女の子が
乗車していたという複数の目撃情報があって、捜索が続いています。
事故が起きる直前に停車する駅は、小さな無人駅。
どうか、そこで降りていて欲しい。そう願っています。

突然の事故で亡くなった方のご冥福と、
ケガをされた皆さんの傷と遺族の方の心の回復を願っています。

そして、連日、寒くて凍える地吹雪のなか、夜を徹して
必死で救助にあたっている多くの皆さんや、
事故の影響で道路もあちこち通行止めだけど
田んぼ道で風雪をさえぎるものがないなか、雪と風に吹かれながら
交通整理にあたっている皆さんを見るたび涙が出そうになるけど
どうかどうか、これ以上犠牲者が増えない事を祈りながら
必死の活動に感謝し、応援しています。