二代目のお嫁さんなり

意識を失い、今夜がヤマと言われていた義父の兄。
私たちがお見舞いに行った時も、意識はなく、ガーガーいびきをかいて
寝ているだけでした。
旦那ちゃんと病院に行った時、ちょうど、主治医の先生がやってきました。

もう、今日がヤマと言われていた叔父だったけど何とか持ちこたえてすでに10日目。
私たちの目の前で、叔母に病状の説明を始めちゃった先生。

意識が戻ることは、まずないです。

もし、戻ったとしても

薄目を開けるくらいです。

それが最高の回復です。

呼びかけに答えて

返事をする事はありません。


という重要な宣告を、私たちの前で叔母にしちゃいました。
私たちは、関係ないんだから、そんな重要な話は身内だけでやってくれよって
感じだったんですが、危篤状態の所に見舞いに来る人なんだから
かなり近い間柄、と思われたのかもしれません。
間柄は近しいけど、実質的には違うのよ、先生。
と思ったけど、外に出るに出られない････。

でも、今は病状は安定してきている。
今までは、死ぬのを待つばかりという感じだったけど、
意識は戻らずとも血圧も安定し、脳の腫れもひいてきたそうで、
お医者さんも「これは長くなるかも」と思ったようです。
これまでは、脳の腫れを抑えたり、血圧を下げるための治療のみだったけど
今後は、栄養を摂る事を考えていかないといけません。
そういう説明を受けました。
つまり、意識は戻らないけど体力は維持していかないといけない。
植物状態だけど、流動食で栄養は摂らないといけない。
そういう説明だったんです。

この説明を聞いていても、私も旦那ちゃんもどこかで
「あの叔父さんの事だから、絶対復活する様な気がする････」
と言ってたんです。
だって、憎まれっ子･････（自粛）って言うもの。

そうして１ヶ月が経過した頃･････。
叔父は目を開きました。薄目じゃなくしっかり開いてキョロキョロ。
意識が戻ったというより、何かの反応なのかな？と思っていたのですが、
声をする方を向くし、義父が言うには「分かってるような感じ」だそう。
このまま、意識回復するんじゃない？と思っていたのですが
倒れてから２ヶ月たった今の叔父。

生きてます。

こちらの呼びかけにも反応します。

そして、話します。ちゃんと。



叔父、復活！です。

人の生命力ってスゴイ。
主治医の先生、なんだよ、言ってる事全然違うじゃん。
何が「今日がヤマです」だよ。
急いで呼び戻された息子は、喪服まで持ってきてたよ。
叔母さんなんて、思いっきり葬式の準備、しちゃってたよ。
なのに、ナンだよ。診断、間違っちゃってるんじゃないの？って感じです。

叔父はゆっくりだけど快方に向かっています。
歩けるかどうかは分からないけど、会話もします。
義父が行って「オレの事分かる？」と聞いたら名前も言ったそうです。
そして、プリンなども食べられるようになりました。
すごいすごい。
体力ある人ってすごい。やっぱり、命って簡単じゃないよ。

元気になってきて、ヨカッタ。
我が家とは、いろんな確執があるけど、とにかくヨカッタ。

このまま順調に回復して、歩けるようになったらいいなぁ。
皆さん、ご心配をおかけしました。
あたたかいコメントをいっぱいありがとう。