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テーマ:同居は嫌ですか?(1161)
カテゴリ:同居生活の巻
先日、私が暮らす街で自殺騒動があったらしい。
橋の欄干を乗り越えて、川に飛び込もうとしていたおじさんがいたらしく、 通りがかった人たち数人が、必死に説得して手をつかんでいたんだけど その手を振り切り、結局おじさんは身を投じてしまった。 というニュースが新聞に載った。 そしたら、おじさんを止めていた一人がうちの姪っこちゃんの知人だと分かり、 目の前でそんなことされたら、後に残るよね・・・とみんなで心配していた。 そんななか、義父が言った一言。 「あんまり騒いだから、引くに引けなくなって飛び込んだんだ」だって。 交通量も多く、夜だといってもまだ八時過ぎの人目のつく時間に起きた騒ぎ、 最期に誰かに引き止めてほしかったのか、おじさんの心情は分からないけど 問題は、引き止めた人たちの心に大きな傷が残ったことでしょ。 あの時、もっと強く引っ張っていたら、もっと説得できていたら、 たぶん、そんないろんな想いをずっとずっと引きずるんじゃないか、と思う。 そんな風に思っていたところだったから、義父の一言にカチンときた。 「お義父さん、そんなこと言ったら、必死で止めた人たちが辛いでしょ」と 思わず言ってしまった。そうしたら、義父は 「放っておいたら、飛び込まないよ。本当に死ぬ人は、分からない場所で死ぬだろ」って。 で、さらにカチン!!ときた私。 で、お義父さんに「そう思っても、そんなことは言っちゃいけないよ」と ものすごーく静かに言ってやった。 ものすごーく静かに言ったものだから、マズイと思ったのか、その場を離れた義父。 義父は悪い人じゃないし、ニコやかで優しい人なんだけど、 人の気持ちをなかなか慮れないところがあるんだなー。 義母もしょっちゅう、ソレを言うんだけど、そうすると逆ギレして義母にヤツアタリ。 この私の説教騒動を、ちょっと離れたところで見ていた義母。 こっちを見て「そうよ、お父さんはいつだってそうよ、ほんとにそうよ!」と 小さな声で言っていた姿に、普段のウップンを垣間見た気がしました・・・・。 こんなんじゃ、旅行、一緒に行きたくないよねー。と心の中で思ってしまったよ。 同居して10年以上経つけど、義父にこんな風に静か~に厳しいことを言ったのは初めて。 やっぱり、叱る時は静かに、が効果的ですな。 でも、ホントは、自ら命を絶ったおじさんが責められるべき話。 どんなことがあっても、それだけはイカン。自分も周りも辛すぎるもの・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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