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ポツポツと、重松清さんの「リビング」という本を読み終えました。
家族の話ではあるけれど、視点が大人の物語。 メインは子どものいない夫婦の話ですが、いくつかの家族の物語がうまくリンクして、 グッと引き込まれて一気に読ませる、というパワーはないけれど 時間の流れの中で、どのお話も印象的でした。 そして、それぞれ独立した話のようだけど、最後までちゃーんとつながってるんだな~。 どの家族のカタチも、登場する家族、そして近所のオバチャンまで 「あ~、いるいる!」と思わず言ってしまう感じです。 古い友達を思い出して「あ~、いたいた、こんな友達!」って思ったり。 いくつか読んだ重松さんの本は、心の中にグッという強い印象が残るものが 多かったけれど、これは、そういうのとはちょっと違います。 読んでいると、情景が目に浮かぶというのはやっぱり「文才」でしょうね。 面白かったです。 物語に登場するトナリのおばさん「太田さんの奥さん」は手ごわいねぇ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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