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さて、新しい病院に移る3日程前、
なんと、旦那ちゃんがヘルニア再発で入院となりました。 ばーちゃんと同じ病院の同じ整形外科。なんと隣の病室ですよ。 急な入院だったので、仕事の引継ぎやら打ち合わせやらが山のようにあり 病室でアレコレ打ちあわせをしていたら・・・ 「お孫さんですよねー。おばあちゃん、興奮して大変なです。ちょっと来て!」と 呼び出されました。 うえーん、仕事が山のようにあるんだよぉぉ。 打ち合わせも終わってないんだよぉぉ。 旦那のお見舞いにただ来てるだけじゃないんだよぉぉぉ。 なんて言ってられず、あわててばーちゃんの元へ。 ナースステーションに連れて行かれていたばーちゃん、なんと 立ち上がろうとして(骨折してるんです、ホント)、歩こうとして 更に看護師さんに何やら怒鳴りまくってます。 旦那ちゃんの報告によると・・・・ ずっとあんな感じだよ。 夜中に目が覚めると、ばーちゃんの声がいつも聞こえてる。 「助けてくれ~」とか叫んでるよ~と言われました 一睡もしてない、って言う看護師さんの話、ホントだったのね・・・。 精神科から出ている安定剤も、睡眠薬も効かないらしく。 ほんと、看護師の皆さんすみませんって感じです。 で。 ばーちゃん!と声をかけたら「あら、きいぼちゃん。迎えに来てくれたの」と ニッコリ。 ここは、おとなしくさせるのが先決、「そうそう」と適当に相槌打って ナースステーションから、デイルームという共有のスペースへ連れていき、 コーヒー飲ませてましたよ。 昔のことはよく覚えてる、というか、昔のことしか覚えてない、という感じ。 はい。 トホホなことに、私の名前は分かるけど、どういうつながりの人かは分かりません。 「○○ちゃん、元気にしてる?」と聞くから「○○ちゃんって誰よ」と言うと 「あんた、自分の親の兄弟の嫁さん分からないなんてひどい人だね!!」と一喝。 どうやら、今日の私は、ばーちゃんの長姉の子供だと思われているみたい。 ばーちゃんは9人兄弟の下から3番目。 長姉の子供って・・・確か80歳を超えているような気が・・・。 施設に入ってる親戚のばーちゃん、あの人がそうじゃないっけ? その人と間違われてるのもイカガなものか。 「私の親は、▲▲▲(父の名前)じゃない」と言うと 「あ、そうだっけ? ▲▲▲って誰だっけ?」 「ばーちゃんの長男じゃない!!」 「あーそうだそうだ。ん? あんたの名前なんだっけ?」 って話を繰り返しているうちに「実家に帰る」というので 「仕事終わったら、迎えに来るから。看護師さんと待っててよ」と言うと納得。 もちろん、その数分後にはそんなこと忘れてしまうので とにかく穏やかに落ち着かせて、ナースステーションへ引き渡しました。 手伝いに来ている、ばーちゃんの長女に今日の話を話したら 「自分の親ながら情けなくて、泣けちゃうわよ」と泣かれてしまいまして。 えー、このボケっぷり、私的にはバカウケだったんだけど 実の娘にとっては辛いことだったか・・・と反省しました。 こんな調子で、転院の際に大暴れになったらどうしよう・・・と父とその妹が心配し、 なんと弟夫婦まで呼び出され、万全の体制で転院手続きへ・・・。 その前に、ばーちゃん、私たちのことちゃんと分かるんだろうか・・・と 心配してたみたいだけれど、兄弟揃ってばーちゃんの病室に行ったら 「みんなで来てくれたのか。そこでみんなで写真撮ったらいいよ」と ニコニコ言い出し、すっかりアタマの回線はつながった様子。 こんな調子で、ゾロゾロ子供たちを引き連れて、 迷惑かけ通しだった病院をようやく後にしたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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