二代目のお嫁さんなり

なでしこジャパンがＷ杯で優勝し、その喜びに沸きあがっている日本。
ラモス氏もテレビでコメントを求められ、澤選手のパネルにキスをして
「公約守りました～～！おめでとう！！」とニコニコ明るくお祝いしてました。

その一方で、故郷ブラジルで行われているビーチサッカー日本代表の合宿に、
代表監督でありながら、家族の急病を理由に欠席。

ハテ。どうしたんだろうと思っていたら、
奥さんが52歳という若さで亡くなったそうです。


今から１７、８年位前になるかなぁ。
当時のサッカー日本代表は･･･キングカズ、武田、福田、高木、ゴンちゃん････
といったメンバーが活躍していた頃ですね。
そこにラモスが日本に帰化し、瑠偉の漢字の名前になり、
日本代表に選ばれピッチで大活躍していた頃。
当時、読んでいた週刊マガジンに「ラモス瑠璃物語」というのが掲載されて、
毎週楽しみに読んでいました。

ブラジルでの子供時代、サッカー選手としての活躍、苦悩、
日本人女性、初音さんとの出会い、そして結婚、日本へ行くことの決意、
帰化して日本人となり、代表選手に選ばれるまでの物語。
故郷を離れ、家族と離れ、地球の反対側で「日本人」になることを決めたラモス。
控えめでありながら凛とした強さと美しさを持った初音さんは、
ラモスにとって、きっと日本そのものだったんだろうなぁ、と
ものすごーく印象に残ったことを覚えています。

旦那ちゃんとの結婚を控えていたから、特にそう思ったんだろうけど
ラモスと初音さんの様に、お互いを尊重できて愛情いっぱいの夫婦になりたい
なんて思ったんですよね。

この度の訃報を聞いて、その当時の想いがありありと思い出されました。
明るくて元気で、日本のサッカー界に時に大声で苦言を呈して。
そんなラモスを支えていた初音さんが亡くなったことに
自分でも驚く位、ショックと衝撃を受けています。

52歳なんて、あまりにも若くて涙が出ます。

心からご冥福をお祈り申し上げます。