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テーマ:サッカーあれこれ(20080)
カテゴリ:サッカー
先日のJリーグ開幕、仙台vs山形。
どういうわけか時にライバル関係を通り越して、 罵り合いにまでなってしまう「みちのくダービー」。 以前は仙台サポーターが煽りすぎて、山形をバカにした横断幕を出して サポーターの一部がそのシーズン入場禁止処分に。 で、今回は山形側が大問題を起こしてしまいました。 J1、4年ぶりの昇格。 今年は仙台から加入した選手もいて、負けられない初戦。 熱くなってましたよ、確かに。 そこには「サッカーを楽しむ」ということが吹っ飛んでしまった面々もいたようで あろうことか、試合前のセレモニー中に太鼓を打ち鳴らし大コールを・・・・。 国歌斉唱。 その後は3月、大震災の日の目前とあって当然の黙祷。 スタジアムアナウンスもあったのに、熱くなったサポーターは気づかず ようやく静かになったのは黙祷の直前だったそうです。 国歌斉唱は、地元の高校性がこの日のために何日も練習して迎えた晴れ舞台。 山形サポーターのコールで台無しになったそうです。 仙台の皆さん、サッカーを愛する皆さん、本当に本当にごめんなさい。 あの時、会場にいて国歌斉唱だぞ、コールやめろ!と言ってた人も多数いたようだけど もう暴走・・・暴走と言っていいと思う。 暴走したコアなサポーターには全く声が届かなかったとか。 もちろんその後、仙台への謝罪を求める声が多数上がり、 コアなサポーターを非難する声が上がり、コールリーダーのいるチームからは ツイッター上で謝罪があり、その後、モンテディオ山形の会長名で正式な謝罪と 経過の報告がオフィシャルサイトに載る事態となりました。 あの震災で被害を受けた仙台。 あの当時、山形は冗談めかして屈辱だぜ~とか言いながら (そう言っても許される距離感だったんだと思うけど) オレンジのベガルタユニフォームを着てあちこちで義援金を募り、 何人もの人がボランティアとして仙台へ駆けつけていたんですよ。 仙台がJリーグの試合に戻れたとき、泣けて泣けて仕方なかったんですよ。 そこにあったのが、やっぱりみちのくダービー。 (まぁ、この時に横断幕事件があって苦い闘いにはなったんだけど)。 でも、山形側は吹っ飛んじゃったんだね、あの当時の想いやら出来事やら。 お互いがお互いをリスペクトすることでJ1の舞台で闘えるという素晴らしさを。 お互いがJ1に居続けなければならないという使命を。 今、山形はこの件でサポーターがサポーターを叱り飛ばす状態が続いています。 これまでのいろいろな「???」な応援のあり方への不満が大噴出。 そして、そこにもまたひどい中傷や罵りがあり、ほんと情けない想いでいっぱい。 今回のことは真摯に反省し、しかるべき処分があればそれは仕方のないこと。 ベカルタ側への謝罪は、してもしても取り返しがつかないのだから。 それでも、彼らが牽引してモンテサポーターはひとつになって 選手を鼓舞してきたのも事実。 そこを踏まえたうえで、始まったばかりの今シーズンをどうサポートしていくか。 そこがモンテの正念場であり、謝罪の意思表示なんだと思うんだけど。 これで幕引き、となるにはまだまだ問題が山積みではあるけれど 基本はサッカー大好き、なんだからどのチームと当たるときも 相手をキチンと尊重して、選手もサポーターも楽しんでいたいな、と思うのでした。 なんだかツラツラ書き連ねてしまったけれど。 ほんとにほんとに、ごめんなさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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