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テーマ:小学生ママの日記(28641)
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また長らく放置状態の日記になってしまいました。
いつも楽天で長らくお友達の山ちゃんさんから、日記は毎日書くから日記です!って いわれているのがいまさらながらに思い出されます。(山ちゃんさんは元気かな) 8月もすでに終盤です。 明日からひさしぶりに仕事にもどります。 夏の間も子供たちにどういうクラスを教えることができかとずっと思案してきて、ここにきて二年目の教師生活をすごく楽しみにしています。 よく、みんなから大学時代教職をとっていたの?と聞かれるのですが、実は皆無です。 若いころはなんでもしてみたい人だったので、家庭教師や塾の講師や・・・本当にいろいろなアルバイトもしました。 45歳を過ぎてからまさか就職するとは思ってもみなかったことなので、これはこれは本当に神様がわたしをいまの場所に導いてくださったとしかいいようがありません。 日々、元気に過ごさせていただいていることだけでも感謝してやみません。 8月は日本では終戦日があったり、ちょっと傷心にひたる時期です。 今年はまた尖閣諸島でたいへんですね。 わたしにとっては、祖父が出征先の中国で終戦を迎え、結局生きては本土に戻らなかったこと。また祖母の命日が8月にあるということで、あまりうれしい月ではありません。 8月15日に、できたらFBに祖父の写真でも・・・載せようと自分のファイルを探してみたんですが・・・確かにあるのに、何時間ファイルを探してもでてきません。 きっと「やめとけ」というおじいさんの声だったんでしょう。 わたしのおじいさんは、旧姓を廣田といいます。 そう、おばあちゃんの家に養子縁組でやってきた、婿殿です。 祖父の実家は、当時は和歌山の新地(あろち、と読みます)にあった料亭「千鶴」というところだったらしいです。そこの次男坊。わたしの父によると、戦前は、その料亭には千羽の鶴が飛び交う屏風があったそうで、それはそれはすばらしい日本画だったそうです。 祖父の父は、すごく変わった人で(わたしによく似ているかと思えます。)あのご時勢に、祖父が生まれてから「わたしはちょっと米国にって財を成して来る。」とアメリカに単身渡ったようです。 数年して、無一文になってもどった彼は、またなにげなく元の生活にもどって、長女、次女と夫婦の間にもうけたといわれています。 うちの祖母は、「餅常」という餅屋のひとり娘で、親はどうやらずっと養子をと思っていたらしく、あるとき、バスか市電に乗せられた祖父は、ふと母親からあれがお見合い相手だと告げられたといっていたのを思い出します。 養子にはいった祖父は・・・・面白い経歴の持ち主です。 うわさでは関西の大学を卒業して、市役所職員だったらしいのですが・・・・ たまたま兄が同じ大学を出ていて同窓会名簿を探しても・・・祖父の名前はいっこうにでてこなかったらしく・・・悩んでいたところ・・・・・ 親戚から・・・実は、祖父のお兄さんが、松竹の映画スターに応募して、それがみつかると彼の処遇があやうくなるから、弟がそのぬれぎぬを負ったらしく・・・まったくいまもってもきっとおじいちゃんはいい人だったんだなと・・・ ・・・・して、大学はそのことで、中途退学だったそうです。・・・・ でも・・・確かに市役所にはいっていたようで・・・しかもどっかで先生とかしていたようで、よく生徒さんが家に来た!と祖母がいっておりました。いったい何を教えていたのでしょうか。 まあ、祖父はうちに婿入りして、数年幸せに暮らしていたようです。 戦争が勃発して、少尉で入隊した祖父は、出征して中尉になって・・・・ 戦死後大尉という位をいただいたそうです。 うちにはいまも、戦地から送られてきた、祖父直筆のはがきがあります。 晋くんも今年は入学だから、お金を送金しましたとか・・・ 墨で黒くぬられた大隊の名前からも・・・祖父のやさしさがにじみでています。 ・・・・終戦後、中国に残って、日本にみんなが戻れるように骨入りをしていた祖父。 黄熱病になってしまい。秋にはとうとう亡くなってしまったそうです。 春ぐらいになって、日本にもどった部下が祖母を訪れ、遺品と祖父がいかに人々にやさしい人だったかを話してくれたそうです。 ・・・祖母はその後、家にあった神棚を壊してしまいました。 あまりの無慈悲に耐えられなかったそうです。 ・・・・子供を4人残されて、その後の祖母の生活は本当に過酷だったようです。 闇市になけなしの食料でつくった饅頭を持っていってみたり、本当に生きるのに大変だったようです。そんな祖母は死ぬまでものごとの無駄をきらい、あるものを大事にする人でした。 こういった祖父母をもつことができ本当に幸せに思います。 戦争はもう二度と起こしてはいけないし。 アメリカもはやく戦地からみんなを家にもどしてあげられますように。 ひたすらそれを祈ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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