カテゴリ:行政書士
楽天日記を始めて、1年が経った。早いものだ。この1年は、その前に1年に比べて大激変であった。行政書士業界の偉い先生は、危機感が薄いようだが、私にとって税理士法人ライブドア成立の衝撃は、大きかった。つまり、家内制手工業的であった士業界に資本の論理が持ち込まれたのである。
税理士法人ライブドアの代表社員はライブドアの最高財務責任者 (CFO)であった宮内亮治氏である。37歳の税理士である。私と同学年ではないか? 彼はイーバンクとの抗争の責任を取って2004年10月25日に取締役を辞任している。しかし、11月24日の開示情報によると再度ライブドアの取締役選任の推薦を受け12月26日の株主総会で決議される予定になっている。弥生を完全子会社にしたライブドアの取締役であって且つ税理士法人ライブドアの代表社員という立場になる。 登記簿謄本でライブドアの最近追加された事業目的を見ると 企業・団体の委託を受けて行う下記の業務 (1)経営分析、事業計画、統計管理及び広報等に関する資料 の企画、収集、作成発行及び管理業務 (2)給与計算、帳簿の記録、金銭の出納及び決算に関する事 務の処理業務 (3)福利厚生事務、保険事務及び採用、異動、保健、退職等 に伴う事務の処理業務 とある。 税理士、社労士、行政書士の職域にかぶってくる。税理士法人ライブドアのみならず、社労士法人ライブドア、行政書士法人ライブドアも設立する布石であろう。建設業経営事項審査の分析業務が、天下り特殊法人以外にも開放されたが、これにも参入するのではないか? いずれにしても弥生買収、税理士法人設立、税理士事務所勤務歴 を有する役員がライブドアに存在することで、士業界に従来とは全く異なるビジネスモデルが誕生したのである。 こうなるとライブドアに吸収されるか、ライブドアをまねるか、廃業するしか道がなくなってくる。来年は、どうなるのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年12月15日 19時44分07秒
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