カテゴリ:行政書士
同業のよこすか先生が、「10年後も行政書士で生きていく」というスローガンを掲げていらっしゃる。以前、「オレだってボチボチやっていて8年経ったから10年なんて余裕だよ。」という話をした。
ところが、昨年から全く状況がおかしくなった。まず、東京都と市区町村の指名願いの電子化で行政書士の関与が外されてしまった。テストラン等で協力してきたのに肝心の本番では、電子申請代理ができないソフトなのである。 指名願いは、役所で3時間ぐらい待たされたりして疲れるが、1件3万円ほどもらえた。積算すると行政書士から10億円の市場が失われたことになる。 東京都行政書士会の会員が東京都の仕事から締め出されたわけで、まさに大東亜戦争における硫黄島陥落である。(硫黄島は、東京都所属である)そうなると次は、沖縄、ヒロシマ、ナガサキである。 さっそく、沖縄である。 3月に規制改革・民間開放推進3カ年計画 http://www8.cao.go.jp/kisei/siryo/040319/3-17-1.pdf というものが閣議決定され、 建設、宅建逐次電子化 業務独占資格の見直し 2 以下の資格については、廃止を含めその在り方を検討する。 ・資格者以外でも実施可能な専門性の低いもの ・資格取得に当たって、試験合格等の特段の要件を必要としないもの ・資格取得の要件が試験合格を原則としているにもかかわらず、資格取得者のほと んどが試験合格以外の特例による取得者であるもの という状況である。行政書士から業務独占を奪い、名称独占にするというのである。 当初案ではモロに「行政書士」と書き込まれていたらしい。 国鉄分割民営化の時に「勤務時間内に風呂に入っている。」という攻撃があった訳だが、行政書士も猪瀬直樹や竹中平蔵に 「自販連がやった方が自動車登録、納車が早い。」 「東京土建の方が費用が安くて国民負担が少ない。」 「ウソ書類を作成して不良外国人を入国させている。」とか 言われてつぶされる可能性がある。 行政書士が洞窟の中で火炎放射器で焼き殺される事態が続くのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月29日 19時10分10秒
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