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テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:アメリカでの生活のこと
その日、セルゲイが血相を変えて、夕食中の我が家に飛び込んできました。いつもは東欧の人たち特有の色の白さなのですが、この日ばかりは赤鬼のようになってました。私もダーリンもそんなセルゲイを見たことがないので、どうしたのかと聞くと、とにかく緑茶(なぜか緑茶を好む)!といわれて、急いでお茶をいれて、飲ませました。
しばらくして落ち着いたセルゲイがついに重い口を開いてくれました。 セルゲイは、その日も普通にタクシーの運転手として働いてました(セルゲイはダーリンの会社のドライバー)。 いつもどおり、予約の入ったお客様を空港まで迎えに行って、いつもどおり、お客様が出てくるのを、ネームプレートをもって待ってたそうです。 すると一人のお客様が出てきて、セルゲイの持ってるネームプレートに近寄ってきて、セルゲイもその人が自分の客だと認識して、荷物を持ってタクシーまで案内したそうです。 でも、セルゲイ曰く、どうもそのお客は、初めから、どこかそわそわしてて、落ち着きのないおかしな感じの人だな~と思ったそうです。 ま、とにかく、お客さんを乗せて、一路お客さんの指定したホテルまで向かうことになったそうです。 ところで、通常タクシーに乗るとき、お客様は後部座席に乗りますよね? でもなぜかそのお客様は、セルゲイの隣の助手席に乗り、自分の持ってた大きなバッグ(スーツケースはトランク)を後部座席に乗せたそうです。 セルゲイも、まあたまにはこういう人もいるだろう、と思ってさほど気にもしていなかったそうです。 んが!!それは甘かった!! いつもどおりお客さんを乗せて、普通にちょっとした会話をしていたところ、どうもそのお客さんはソワソワしてる。セルゲイはそれを、初めての土地に来たので緊張してるんだろうと思ったそうです。 でも何だか、そのお客さんは、運転席の方に近づいてきているような気もする! ちなみに、我が社のタクシーは運転席にキャッシャーがあるため(って普通そうか。。。)、セルゲイは、「悪い人ではなさそうだけど、お金のことは気をつけよう」と思ったそうです。現にそのお客さんの手は、明かにもぞもぞしてて落ち着きがなかったそうです。 しかも徐々に、徐々に運転席に接近してくるその男。 セルゲイも気のせいだろう、と思った瞬間!! むんず!!とセルゲイの股間をわしづかみ!! しかもセルゲイが運転中で 両手が使えないのをいいことに、中にまで手を入れてきた!! ビックリしたセルゲイは、ハイウェイだろうとなんだろうと気にせず、横につけ急停車! そしてついに どっか~んと数発!! お見舞い申し上げたそうです。 ご愁傷様です、お客様。 相手が悪すぎましたよ。 なんてったって、元マーシャルアーツのインストラクターですから、彼は。 とにかくお客様をハイウェイ上に、丁重に下車させたセルゲイは、もう一つおまけに数発お見舞いもうしあげてから、荷物をだし、さっさとその場を去ったそうです。 セルゲイには悪いけど、この話を聞いたとき、私とダーリンは大爆笑でした。 どうやらセルゲイはゲイにうけるタイプらしいって(笑) 珍客大騒動、お客さんが多ければ多いほど、そういうお客さんも増えてくるんだろうな~。 ダーリンにもしっかり気をつけてもらわなきゃ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 14, 2005 04:00:19 PM
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