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テーマ:国際恋愛(198)
カテゴリ:国際恋愛
日本語だと、国際恋愛、国際結婚、と言う言葉がありますが、アメリカだとそういう言葉が存在しません。
Intercultural marriage か、Interracial marriage という言葉が当てはまります。 私とダーリンは、このどちらの言葉も当てはまるカップルなのですが、やっぱり生まれ育った環境や文化が違うので、時々問題に突き当たったりします。 でも、そんなに大きなショックなどは今のところ受けていません。色々ショックは受けていても、うたれ強くなってるので、大きな打撃になっていないだけだとは思うのですが。 実はワタクシ、この「大きな打撃」というものを、元カレの時にさんざん受けていたのです。 元カレは通訳で、某国のムスリム。お国柄、そして宗教柄、女性に対してとても束縛がきつかったのです。 たとえば ○ 服装は、ひざ上丈のスカートはダメ、体のラインが出たらダメ ○ 他の男の人(クラスメイトも含む)と仲良く話さない ○ 女友達と遊びに行くときはあらかじめ、連絡しておかなければならない などなど。。。 でも、マジメな私は、それをいちいち守ってました。 そんなある日、その元カレに突然 「ボクのためにムスリムになってください!」 といわれました。 呆気にとられる私。。。 私は当時学生で、宗教学を専攻していたので、ある程度ムスリムのことがわかっていました。彼の国ではムスリムはムスリムと結婚するのが習慣で、外国人である私に改宗しろと言うことでした。 呆気にとられる私を尻目に彼はなおも続けました。 「言わなければいけない事だから言うけど、実はボクには母国に奥さんがいるんだ!親が決めたお見合いで結婚したんだけど、ボクは君と結婚したい。ボクの第二夫人になってくれ!」 ムスリムは4人まで奥さんを持つことが出来る、ということは重々承知でした。彼の国でもムスリムは4人まで奥さんを持つことが出来ます。 知ってはいたけど、まさか自分にそんなことが降りかかってこようとは・・・ あいた口がふさがらないというのは、まさにこのことでした。 「ムスリムになってくれ」だけでも驚きだったのに、「実は嫁がいます」と、「第二夫人になってくれ」まで言われちゃうと、もう、何がなにやらで、強力なマシンガンで頭を撃ち抜かれたような衝撃でした。 そうじゃなくても、付き合ってるときにも私なりに色々と我慢をしてきたのに。 でも、ついに私も切れてしまいました。 「無理!!!ムスリムにもならないし、あなたの第二夫人にも絶対ならない!!!!」 このあと、すぐに別れました。というか、付き合ってられませんから。 女性は男性よりも下、というのが元カレの価値観の根底にありました。 そうじゃなきゃ、第二夫人になってくれなんていえないですよね。 ダーリンと出会ってからも、色々なカルチャーギャップを経験したけど、元カレのときほどの衝撃はありません。ちょっとやそっとのことではへこたれないタフさを身につけました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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