|
テーマ:国際恋愛(198)
カテゴリ:ダーリンのこと
ずっと日記を書いていませんでした。
その理由は今から書こうと思います。 先週の水曜日の夜。 私が友達と買い物を済ませて帰ってきたときのことでした。ダーリンがちょうど仕事が入って出かけるところでした。 なんだかいつもより暗い雰囲気をかもし出していたダーリン。 私がいつものように「ただいま♪どうかしたの?」と明るく言うと、声が出ないのを無理して振り絞るように 「お帰り。仕事に行くね。帰ってきたら話しがあるから」 とダーリンに言われました。 なんだか嫌な予感がこのときしました。 でも一時的なものかもしれない、と思うようにしました。 その日の夕飯は、ダーリンの大好きな肉じゃがでした。 私は夕飯の支度をして、ダーリンの帰りを待っていると、ダーリンの車の音がしました。 急いでドアを開けて出迎えたら、やっぱりダーリンの顔は暗く、ダーリンのライトブルーの瞳の色が心なしか暗い海の底みたいな色に見えました。 そして、ダーリンが「ただいま」と一言言ったと思ったら、突然思い起こしたように顔をあげて 「Sato, please listen to me. I decided to break up with you.」 と言ったのです。 何がなんだかわからなくなってしまった私。 一体どういうこと?何でそんなことを急に言ったりするの? その日のお昼ごろ、友達と買い物に行く前に、いつもどおりに「行って来ます♪」と言ってキスをして、「I love you」とお互いに言い合っていたのに・・・ 私にはさっぱり解りませんでした。 ただただ目の前が真っ白になってしまって、何をしていいのかさっぱりわからず、その場に座り込んでしまいました。 「どうして?どうしてそんなこと急に言うの?」 とにかく聞いてみました。 「自分じゃ君を幸せに出来ない。君が幸せじゃなかったら、自分も幸せになれない。だから別れると決めたんだ。」 そんな大事なことを、私に相談もせずに決めてしまったダーリン。 このときはあまりのショックに泣くことも出来ませんでした。 そこへ義弟イアン(まだ一緒に住んでます・笑)が帰ってきました。 私はその瞬間泣き出してしまい、必死に 「私はあなたと一緒にいられれば幸せだ、どうしてそんな大事なことを私に尋ねる前に決めてしまうの?」 と泣きながら聞きました。 結局その時は、そのまま話が平行線のまま私が泣き続けて終わりました。 私はこのとき、ダーリンの感情が一時的なものでありますようにと願いました。 朝起きて、私は平静を装ってダーリンに「おはよう、ダーリン」といったら、 「おはよう、でももうダーリンじゃないよ。別れたんだから」 といわれました。 私は我慢していたものがすべて崩れてしまい、泣き出してしまいました。それを見たイアンがついにダーリンと話をつけてくれる、と言い出し、バスルームにいるダーリンと話し出しました。 私は2時間近く泣き続けていたと思います。 イアンもダーリンの頑固さにお手上げ状態でした。 「とりつくしまがない」というのはまったくもってこのことでした。 ダーリンはその後、泣いてる私には何も言わず、仕事に行ってしまいました。 私を気遣ってくれたイアンは、義母のもとへ連れて行ってくれました。 私にとって家族から離れてアメリカで暮らしている今、義母が実母のような感じでした。彼女の胸を借りて本当にたくさん泣きました。 でも、後でわかったことですが、本当にあのときに泣きたかったのは、私ではなく義母の方でした。 とにかくさんざん義母の胸で泣いて、義母から色々な道徳的な話を聞いて、この件は私の精神力のテストだと思って、そのテストをパスできるように頑張りなさい、といわれました。 本当に義母は優しくて強い女性だな、と思いました。 私はその後しばらくしてから、イアンに連れられて、スーパーによって、イアンがフルーツを買ってくれるというので、買ってもらってから帰りました。 家に帰ると、ダーリンがいました。 ダーリンは今まで私のことを「ハニー」と呼んでいたのに、「ルームメイト」と呼び始めました。 本当に寂しかった。 私は、義母と「もう泣かない」と約束したのに、ダーリンの顔を見たら涙が出てきました。 でも、どうして私と別れたくなったか、そのキッカケはなんだったのか、私は聞きました。 ダーリンが、イアンに促されて、重くなってる口を開きました。 そのキッカケを耳にしたとき、我が耳を疑いました。 義母の夫、ダーリンの育ての父(ステップファザー)がここ数年浮気をしていたことが発覚したのです。 その発覚したのが先週の水曜日の夕方。 つまりダーリンが私に別れる宣言をした日でした。 どうやら義父は約数年間もの間、毎週水曜日になると義母に仕事だと嘘をついてまで、愛人宅に行っていたそうです。 そんな辛い状況だった義母だったのに、私の涙をたくさん受け止めてくれました。 ダーリンが言いました。 「ステップファザーは、母さんと結婚するときに、母さんにも僕たちにも永遠の愛を誓った。なのに、浮気をした。初めは僕が高校生のとき。彼は家を出た。半年くらい帰ってこなかった。その後は反省してもう一度母さんに誓ったのに、また浮気をしているんだ・・・人はそのままではいられない。変わっていってしまうんだよ。僕も彼のように君と結婚してから変わっていってしまうかもしれない。そして彼が母さんを傷つけているように、僕も君を傷つけてしまうかもしれない。だから今君を愛しているうちに、憎みあったりしないうちに別れて、友達のようになった方が君にとって幸せだと思った」 私は彼と知り会って2年、付き合って1年半、ようやく彼のトラウマが見えてきました。 彼の周りの人物はほとんど結婚に失敗しています。まずは両親、実母とステップファザー、義弟イアンと元妻(イアンは一度結婚していました)、そしてダーリンの友達ママドゥ(現在、ママドゥの女癖が問題で別居中)。 ダーリンは私のことを好きになればなるほど、このトラウマが大きくなり、不安になっていたようでした。そして、それがステップファザーの再度の浮気発覚により、爆発したのです。 ダーリンは、そのトラウマがずっとあって、私と付き合う以前の元カノたちとは交際期間が1~2ヶ月ととても短かったそうです。 でも、こんな私と付き合って、現在1年半が経過。婚約してからは8ヶ月。 義弟イアン曰く、ダーリンにとっては奇跡的なことだったそうです。ましてや8ヶ月も同棲しているなんて。。。 私はダーリンとイアンの話しを聞いて、 「ダーリンには時間が必要なんだ。私にとってはダーリンが私の生涯のパートナーだと思うから、とにかく彼を待とう。もしこのまま本当に別れてしまったら、私たちの関係は所詮それまでだったんだ。」 と思うようにしました。 この一週間、彼を説得し続けました。 あなたは、あなたであって、ステップファザーではないよ、自信を持って欲しい、と。 そして、今日で一週間、今日ダーリンと再度話し合いをしました。 結果は… 「"婚約破棄"を破棄する!」 ということになりました!! つまり、また、私は彼のルームメイトから婚約者に返り咲いたわけです!! やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! ダーリンに言われました。 「僕は嘘だったとはいえ、君に『君なんか愛してない』なんていってしまった。でも君は僕のことを信じていた。ずっと信じていた。ありがとう」 私のほうこそ、こんな私のことを、私の幸せのことを第一に考えてくれてありがとう。 これからもまたよろしくお願いします、ダーリン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ダーリンのこと] カテゴリの最新記事
|
|