Sato's U.S.A Life☆南部徒然日記

実は我が両親、今は私とダーリンのことを賛成してくれているけど、以前は私とダーリンのことを少し反対しておりました。
理由はダーリンが外国人ということで。
ウチの両親が一番に不安に思ったことは

1：言葉の問題

2：文化背景が異なるもの同士の生活

3：なれない国での生活

の以上でした。

実はこれには深い理由がありました。

かれこれ70年くらい前、ウチの母方の大叔父が国際結婚していました。
彼は第二次世界大戦前、領事としてドイツの日本大使館で働いていて、そこで出会ったドイツ人秘書と結婚したわけなのですが、いかんせん時代が悪かった(苦笑)

大叔父夫妻は第二次世界大戦前に日本に帰国したのですが、当時、日本の法律では、日本男子が外国籍の女性と結婚した場合、相手の女性は国籍を日本国籍に変えなければならず、大叔母もドイツ籍から日本国籍に変えて、日本名も得ました。

でも、日本語が話せなかった大叔母。
大叔父がインターナショナルな人だったため、大叔母はあまり日本社会や、日本文化に対して知識がないまま日本に来てしまい、来日当初はかなり困惑していたそうです。

しかも、日本に来て数年後に第二次世界大戦勃発。

日本国籍、日本名を持ってる大叔母。その頃はもうすでに日本語が達者になってたそうです。

それなのにかなり迫害を受けたそうです。
もちろん大叔父夫妻のミックスの子供たちも。

そして大叔母にとっては母国であるドイツに帰れないという事実。


大叔母は、晩年になって何度もドイツに帰国していたそうです。

一度だけ、我が母は、前に大叔母と話したことがありました。

その時大叔母が言ったこと

｢私は日本在住で、日本国籍で、日本名で、日本語を話してる。それでも誰も私を日本人とは思わない。私は日本在住日本国籍の外国人。どんなに頑張っても日本人になれない｣



私がダーリンと付き合っていて、結婚前提だ、と話したときに、母がそんな大叔母の話をしてくれました。

母はそんな大叔母を知っていたので、娘である私にそんな苦労をさせたくないと言ってました。

私も両親の心配事、不安が理解できました。

その後何度もダーリンの話をし、私が両親の言うことを理解したように、両親にも私たちのことを理解してもらいました。

案の定、両親もダーリンと会ってみて、ダーリンの人柄を理解してくれて、今ではダーリンのことをいつも気にかけてくれます。

国際恋愛結婚を反対されてるカップルや、また、反対しているご両親って多いと思うけど、どの国の人との結婚であれ、みんなが幸せを感じられる結婚がしたいなぁ、と思いました。

みんなで幸せな国際恋愛結婚をしましょう♪