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テーマ:国際恋愛(198)
カテゴリ:国際恋愛
国際化ってなんなんだろう?と最近思いました。
以前、私が日本にいたときに、友達のバーで日本人の奥さんを持つケニアの人と話す機会がありました。 その人はとても子供の事で悩んでいました。 お子さんは当時、地元の幼稚園にかよっていて、もちろんそこは日本人同士ばかりの幼稚園でした。 私の地元は地域によって外国人がとても多かったり、少なかったりします。ある地域の住民の20%くらいが外国人だったりするところもあれば、まったく外国人がいない地域もあったりします。 私と、そのケニアの人が住む地域は、決して外国人が少ない地域ではなく、かえって比較的外国人が多く住む地域でした。 さて、そのケニアの人の悩みというのが、彼と日本人妻の間に出来たミックスの子供のことでした。 話を聞いてみると、どうやらそのお子さんが幼稚園で、他の園児たちに心無い言葉を投げかけられていてとても傷ついているとのことでした。 ある日、いつもの通り彼の奥さんが幼稚園バスから降りてくる息子さんを迎えに出ていたら、息子さんは無言でバスから降りてきて、いちもくさんに家の中に駆け込んで行ったそうです。 ビックリして奥さんも息子さんの後を追って行ったら、なんと、息子さんはお母さんの美白ファンデーションを泣きながら一生懸命顔に塗りたくっていて、 「ママ、僕は白くなった?ねぇ、白くなった?もう黒くない? これで僕もママと同じ色だよね? 僕はガイジンじゃないよね?」 と涙とファンデーションでグチャグチャの顔をお母さんに見せたそうです。 でも、奥さんは何もいえなかったそうです。 どうやら、幼稚園で、他の園児たちに「ガイジン」だとか、「黒い」とか日常的にからかわれていたそうでした。 彼も、他の園児たちも、まだ幼いため、自分たちがしてること、されてることの意味はわかっていないと思うのですが(とかく幼い子供は、無意識に見た目で物事を判断しやすいから)、でも、幼い子供は鏡みたいなもので、親の言ってること、やってることを模倣します。 つまり、そのケニア人の人の息子さんが他の園児たちに言われたことは、その園児たちの親たちが言ってること、ということなのです。 「肌の色は自然の色。お父さんの肌の色もきれい、お母さんの肌の色もきれい、○○ちゃんの肌の色もきれい」 とそのケニアの人は息子さんに言ったそうです。 でも、自分の肌の色のことで子供がいじめに遭うなんてって嘆いてました。 先日はウチの大叔母のことを書いたけど、大叔母のケースは約70年前。 このケースはたった2年前。 国際化って一体なんなんだろう? 外国を行き来し、外国の言葉をしゃべるだけが国際化なんだろうか? アメリカっていろんな人種がいて、やっぱりその中には汚い差別なんかもあったりして、でも、人種としてアジア人、と言われることはあっても、誰も私を「ガイジン」とは言わない。 難しいなぁ、国際化って・・・・・ みんなで幸せな国際恋愛結婚をしましょう♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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