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テーマ:国際恋愛(198)
カテゴリ:カテゴリ未分類
今日の夕方、ダーリン母が我が家にやってきました。
私もダーリンも、彼女の来訪まで、事の次第をまったく把握していなかったので、最初はかなり動揺してしまいました。 今日義母は午後から仕事を早退して、お友達のマリッジカウンセラーに会いに行っていたそうです。 義母の夫Cは不在のまま、カウンセリングをしてもらったそうです。 私は、これはダーリンとダーリン母だけで話したほうが良いと思い、ケーキとお茶だけ出して、席をはずし、ベッドルームに入りました。 でも、時々、興奮しているダーリン母の声は、私のいる隣のベッドルームまで聞こえてきました。 昨夜、彼女は、夫であるCに叩かれたのだそうです。 理由は、彼女が夫Cの浮気相手を探り当て、相手に直接電話したのがCにばれてしまった為です。 Cは、見た目は、紳士的で、いわゆる人当たりの良い、育ちのよさそうなお坊ちゃんタイプ。 普通のお堅い仕事をしている、どこにでもいそうな夫&父親です。 そんなCは、表の顔とは裏腹にダーリン母を裏切り続け、ついに彼女を叩いて、そのまま家を飛び出して行ったのだそうです。 義母も叩かれたのは、今回が初めてで、かなり動揺し、すぐにお友達でもあるマリッジカウンセラーに電話し、とくべつに時間を作ってもらって、今日カウンセリングしてもらったのだそうです。 義母がマリッジカウンセラーに言われたことは良く聞こえなかったのですが、どうやら、「あなたは夫に依存しすぎている」といわれたようです。 そして、ダーリンの「Cとは離婚したいのか?それともしたくないのか?」という問に、何度も「離婚したくない、Cを愛してる、絶対に離婚したくない」とずっと言い続けていました。 これは、「共依存」という症状なのでしょうか? 私には良くわからないのですが・・・ 義母曰く、「Cは、私が浮気のことさえ話題にしなければ、夜遅く帰ってくることを問い詰めたりしなければ、とても優しくマジメな人なんだ」、ということです。 いつも、爆発逆切れをした後、Cは必ず義母に謝ってきて、義母はそれを許しているのです、愛しているからって。 よく、ドメスティック・バイオレンス(DV)で言う「負の連鎖」(暴力を振るう→「悪かった」と謝って許してもらう→また暴力)に似ているけど、この場合、暴力は伴っていないので、モラルハラスメントになるのかな?と思いました。 自分が我慢すれば、見なかったことにすれば、すべて丸く収まるって考えて、耐えるのは、精神的にかなりの苦痛だと思うのです。 でも、なんとなく義母はまた、Cが帰ってくるまで待ち続け、結局また離婚はせずに許してしまうのだろうな。。。 そして、そういう義母だとわかった上で、Cは浮気を繰り返しているんだろうな、と思いました。 ばれても、彼女は別れないって・・・ 私は、義母が帰った後に、ダーリンに釘を刺しました。 「あなたが浮気したら、最初はショックでなくと思うけど、絶対離婚するから。」 そしたら、 「君は俺のことを愛してるから、そんなことしないと思うなぁ♪」 とダーリン。 ふっ・・・なめるなよ。離婚するさ、私は去年のあの「別居大騒動」事件(詳しくは去年の8月の日記)で随分変わって、強くなった(しぶとくなったとも言う)のさ。 ま、私とダーリンのことは置いておいて、モラルハラスメントに話を戻しますが、 この、モラルハラスメントは、夫婦間、カップル間だけでなく、親子の間でもあります。 今回、義母の来訪後、気になったので、モラルハラスメントについてちょっと調べてみました。 そしたら、私の父と祖母の関係がぴったりそれに当てはまりました。 父方の亡き祖父は検事で、超仕事人間。祖母(現在94歳)は成金名主の末娘で、ワガママっ子。 そんな祖父母の1姉妹3人兄弟の中の次男として生まれた父。 父はよく自分のことを、「真ん中の味噌っかす」といいます。 長女の叔母は、紅一点で可愛がられ、長男の叔父Yは長男ということと、体が弱かったため可愛がられ、末っ子の叔父Mは末っ子として可愛がられ、体も丈夫で、頭もよかった次男の父は、あまり両親に相手にしてもらえず、いつも「お兄ちゃんが病気だから、あなたは我慢してなさい」といわれ、「Mは弟なんだから、お兄ちゃんのあなたが我慢しなさい」といわれ続けて育ったそうです。 だからいつもムスっとして、物分りの良い無口な子供だったそうです。 子供らしくない子供、今で言うアダルトチルドレンだったようです。 こんな状態でよく不良にならなかったなぁと思うのですが、父は頭が良かったため、他の兄弟より良い高校へ進学し、某国立大学の工学部に国費の特待生で入りました。 そうすれば祖父母が父の方に振り向いてくれると、心の中で思っていたのかもしれません。 そして、父は次男でありながら、祖母と同居しました。 理由は、長男夫婦が祖母のワガママぶりに耐えられなくて、結婚同居して1年で出て行ったのです。その後父は、家を新築し、祖母と同居し、我が母と結婚して、現在に至ってます(祖父は父が大学生のときに死去)。 それでもずっと祖母は「Yは○○でいいけど、お前は△△で悪い」といって父と叔父たちを比べて言ったりして、父を傷つけてました。 私はそんな祖母が大嫌いでした。 しかし、最近祖母もすっかり弱くなり、老人性の痴呆症も出てきて、父はそれを懇親的に看護しています。やっと祖母を独り占めできるようになった父。 以前テレビで、「育て返し」という心理療法をテレビで見たことがあります。 両親によって愛を得られなかった子供が精神を病んだまま大人になって、社会生活に支障をきたしたとき、この心理療法が効果的なのだそうです。 この心理療法は、親から愛を得られなかった人たちが、もう一度子供に戻って、心理療法士に抱っこしてもらったり、ミルクを飲ませてもらったり、子供の頃に親にしてもらいたくてもしてもらえなかったことをやってもらって、満ち足りた気持ちにして、心の闇を拭い去って、乗り越える療法です。 父は、それに近いことを今やっているようです。本人は気がついていないようですが。 父の場合は、自分が祖母にしてもらえなかったことを、祖母のためにすることで、祖母を独占し、満ち足りた気持ちになっているようです。 代償行為とも取れる行為ですが、母曰く、父はとても幸せそうで、毎日充実しているようだそうです。 何はともあれ、このモラルハラスメントは、夫婦間カップル間では、別れるという選択肢があるので、まだ救いようがありますが、親子間でのモラルハラスメントは、本当に壮絶だなって思いました。 幸運にも父は立ち直りつつあります。 暴力のハラスメントも恐ろしいですが、モラルハラスメントは、外側から見えないため、相談しても信じてもらえず、ただの被害妄想のようにとられたり、真剣に取られたりしないので、2次被害3次被害が起こりやすいのだそうです。 私も、イライジャも、時にケンカしたりもします。 喧嘩になれば売り言葉に買い言葉で、ひどいことを言ったり言われたりしました。 そうやって私たちは分かり合ってきたけど、それは対等の立場であるから出来ることで、このモラルハラスメントは相手との立場に差があると生まれるのだな、とわかりました。 人間は一人では生きて行けない。 でも、人間関係は本当に難しいものだ、と思った今日一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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