~情熱のデンタルイズム~市内中央区某歯科医院にて
「サービスしとくから!」このセリフ、よもや歯医者で聞くとは思わなかった。このセンセ、最初は保険は効かないからと言っていたある治療が、しばらくしてからは、「来月になると保険適用になる」と言い、そうかとおもえば、「やっぱ、それもどうなるかわかんないな」に変わり、挙句の果ての、「サービスしとくから(今やろう)!」であります。こちとら、口を大きく開けさせられたままなので、返事は、「あ~あ」、しか言えません。おまけに、シロウトは、どこの何をサービスしてもらったのかわかりませんが、とにかく、終わって会計したら、5780円の支払い。歯は抜かれずとも、魂を抜かれ帰ってきました、あ~あ。気を取り直し、島田美術館館長で作家の島田真祐さんが、このほど県文化懇話会賞を受賞されたということで、以前、新聞に連載されていた時代小説を再読。県文化懇話会賞とは、県内の文化振興に尽力した人に贈られる賞。あまり読むことのないジャンルではあるものの、高麗門、段山、唐人町、金峰山、谷尾崎、古城堀端、などなど、地元の地名がよく出てきて親しみやすかったせいもあり、一気読み。次は、かなり重いテーマだが、最新作「モンタルバン」も読みたい。