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カテゴリ:閑話休題
先週の日曜、久々に路線バスに乗った。
行先は初めて行くところで、 そのバスを利用したのも初めてだった。 乗り込んで座ると、 外マイクからひとりのおじいさんが、 「○○小学校前は通りますか?」 と運転手さんに尋ねていた。 運転手さんは、 「通ります」 と答え、そのおじいさんはバスに乗り込んだ。 しばらくすると、おじいさんが尋ねていた 「○○小学校前」というアナウンスが流れた。 しかし、おじいさんはいっこうに降りる気配を見せない。 「次ですよ」と、 教えてあげたほうがいいのだろうか・・・とおもっていたら、 ひとりの中年の男性が、 「次ですよ、〇○小学校は」 とおじいさんに話しかけた。 おじいさんはアナウンスに気づいていなかったようで、ちょっとあわてながら、 「今日は孫の運動会で、初めて来たもんでわからんで」 と、男性にお礼を言いながら降りて行った。その顔は嬉しそうだった。 自分も「教えてあげたほうがいいのだろうか」などと考える前に、 教えてあげるべきだった。 おじいさんは自分とそう離れた位置にいたわけではなかったのだから。 行動しなかった自分をちょっと恥じた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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