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なんちゃってピアニスト日記

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April 23, 2023
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この本、文庫なのに2530円!!高ッ!!
などとケチなことを思ってしまったが、
それだけの価値はあったな。
なにせ、らい文学者北條民雄の小説やエッセイだけでなく、
川端康成との往復書簡まで掲載されている。
その往復書簡を先に読んでから、
小説のほうを読むとその作品の価値がよりよくわかる。
中でも「いのちの初夜」「間木老人」は
強烈だった。

ある程度読み続けていくと目につくのが、
”ぽくぽく””ぴくぴく””ぱたぱた””ざざ、ざざ”などの擬音語。
いかにも、暗闇の中に、

いのちがうごめく音が聞こえてきそうだった。






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Last updated  May 5, 2023 03:26:34 PM
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