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テーマ:Jazz(1977)
カテゴリ:ライブレビュー
当ブログのライブレビューでも、
ケッコウな頻度で登場の ジャズピアニスト野本秀一さんが、 7月16日、 54歳で亡くなられた。 数年前からがんで闘病されていたのは知っていた。 一時期、休養されてのち、再び 最近までライブ演奏を続けられていたので、 勝手きわまりないが、寛解されたものと解釈していた。 またこの先もライブを観られる、 ピアノを聴ける、 とおもっていたのが大きなまちがい。 コロナ自粛や、 両親の介護でなかなか夜に出られる機会が少なくはなっていたものの、 幾度となくライブに行けるチャンスはあった。 なのに行かなかったのは、 「亡くなる」などおもってもみなかったからだ。 以前読んだ本のタイトルに 『あした死ぬかもよ』(ひすいこたろう著) というのがあった。 これは、自分があした死ぬかもしれない、 だから、やりたいことはすぐやろう、 会いたいひとにはすぐ会おう というだけでなく、 会いたい相手もあした死ぬかもしれないから、 今すぐ会おう、 という意味もあったのだ。 遅まきながら今頃気づく。 野本さんは、 ワタシが「なんちゃってピアニスト」を名乗る きっかけを作ってくれた方。 たまたま観たライブで野本さんのジャズに触れ、 そこからジャズにハマリだした。 音楽との縁を紡いでくれた恩人野本秀一さん。 お礼の一言も伝えないまま天に召された。 あまりに突然すぎて、残念すぎて、 深く後悔している。 心よりご冥福をお祈り申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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