今年7月、54歳で亡くなったジャズピアニスト野本秀一さんを偲び、
酔ingにて、
追悼ライブ&セッションが開かれた。
店内は野本さんのファンをはじめ、レッスンを受けた生徒さん、
生前ともに野本さんと演奏を繰り返したミュージシャンたちでいっぱいだった。
前日には「お別れの会」も開かれており、店内、ステージともに、
花で埋め尽くされていた。
第1部は、
中田博さん(テナーサックス)
園田智子さん(ピアノ)
古庄昇龍さん(ウッドベース)
木村好来さん(ドラム)
というメンバーでのライブ。
野本さんと数多くのステージをともにしたベテラン揃い。
ラストで演奏されたのは「アイ・リメンバー・クリフォード」。
勝手ながら今夜だけ、
「アイ・リメンバー・シュウイチ」として聴いていた。
その後第2部は、誰でも自由に参加出来るセッションタイム。
参加者は皆、野本さんと特別な想い出があるようで、
短くエピソードを聴かせていただけるシーンもあった。
野本さんがその音楽でつないだ縁が、
こんなにもたくさんの人を結びつけ、
この場所に集められた。
たぶん近くでこの景色を見ておられる気がして、
喜び悲しみ入り交じり泣きそうになった。