大島真寿美『戦友の恋』
角川書店の文芸雑誌『野性時代Vol.41』2007年4月号掲載。マンガ原作者と編集者の友情、友達じゃない、戦友だというのです、正直ななところ、おもしろかったかと聞かれると、返事に困るのだけど、つまらなかったわけでもない、いっきに退屈せず読めました、戦友だといわれている編集者の死から物語りは始まるのですが、ぼくは人の死に鈍感なので、この小説を上手く理解できなかったのではないか、そう思うのです、ああ、ぼくは人の死に鈍感なのか、またひとつ人生勉強が進みます、想像力が足りないのがいけないのでしょうか、人の死を敏感に感じられる人には、イイ小説のようですね。