渡辺あや『月の下のうすい餅』
角川書店の文芸雑誌『野性時代Vol.45』2007年8月号掲載。なんか気になるっていうか、印象に残りました、車じゃなくて、自転車ってとこが、貧乏臭い感じで、自分サイドっていうか、生活の臭いがするっていうか、さいきん貧乏臭いのが気になります、ほんとうのことなので、気にしてなかったけど、貧乏だと付き合いが大変かなと悩んだりします、あまりにもお金を使わないので、ほんとうは少し余裕があります、それでも貧乏なんです、パチンコしないし、タバコも吸わない、飲みにも行かない、服はユニクロ、安くて大助かりです、そうそう外出しないと、お金使わないですよ~、嫁も子供も友達もいないから、付き合いに金かからないです~、そうそう志摩市に住んでいながら、志摩スペイン村に遊びにいったことないです、働きに行ったことならあるんです、どんだけ貧乏なんだ、って話しですね、いじょう貧乏自慢でした。