湯巡りの旅
塩原温泉のハシゴをしてきた。新湯の共同浴場はむじなの湯しか入っていないので、混浴の寺の湯と、そこから100mほど離れた中の湯に入った。いずれも300円を箱に入れる。中の湯は男女別浴で、浴室は3人も入れば一杯。しかも熱かった。寺の湯は混浴だからしきりの壁もなくずっと広い。浴槽は二つに分かれ、白濁した強酸硫黄泉が溢れている。デジカメで写そうとしたら湯気がレンズを覆い絵にならなかった。塩原唯一の本格硫黄泉がこの新湯にはある。噴気が絶えない爆裂火口跡の下に広がっている。山を下り温泉街の塩原もの語り館へ。そこから形良い吊り橋を渡り、遊歩道が対岸に延びている。そこに「もみじの湯」という看板が見える。申し訳程度の目隠しはあるものの、観光客から丸見えの露天風呂だ。ここは100円をポストに入れる。泉質は弱塩泉だが、山の上に比べると無色透明、無臭で、成分重視の僕には些か不満だが、川っぺりで観光客の顔見ながらくつろぐ開放感はまた格別だ。先客は2人の男性と、ムームーのような入浴衣を着た若くない女性1人だった。やはりここに入る人は風呂マニアだ。高雄温泉の噂などで盛り上がった。この下流にあった青葉の湯は橋が流されたため再建の話すらない事も聞いた。ここを上がると、もの語り館でゆめぐり手形を購入(900円)して、どこかのホテルへ立ち寄り湯しようということに。塩原ガーデンホテルへ行くと夕方からしか入れてくれない。そこで塩原で一番巨大なOグループのホテルニュ○塩○へ行った。広い風呂が沢山あるので期待したが、従業員の接客姿勢もお座なり、大浴場は循環・加熱、掛け流しの露天風呂は底にゴミが一杯だった。挙げ句の果てに手形のお客にはタオル貸しませんだってさ。別に持ってきてるから良いけど、ケチ臭いねぇ。まあああいう温泉ホテルは宴会が中心で風呂はどうでも良いのだろう。これでスーパーコンパニオンと一緒に入ったなら風呂の評価も変わってくるんだが。ここまで入るとさすがに湯疲れした。家に帰るともう風呂場のドア見るのも鬱陶しかった。さあ次は湯西川温泉だ。川俣だダム付近を全部回るぞ。