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カテゴリ:気になること
林真須美被告に死刑判決が出ました。本人はやっていないと主張していますが、やったに決まっている、と前は思っていました。
でも、考えてみれば、なんの根拠があってそう思ったのでしょうか。 家の下水から見つかったヒ素は夫が保険金詐欺に使おうとしたものだったのですよね。テレビで繰り返しいかにもにくにくしげば態度をとる林被告の映像が流されて、こんな人ならやるかも、と思い込んでいましたが、毎日マスコミにつめかけられたら、そんな態度になるのも無理もないかもしれません。 2日間警察が何十人もの態勢で捜査して見つからなかったヒ素が3日目になって発見されたのも不自然に思えますし、しかも、他の人もはいれる場所にあったのでは、とても「動かしがたい」証拠とは言えないのではないでしょうか?冤罪で罰せられる人がひとりでも出ないようにするために、民主主義国家の「疑わしきは被告人の利益に」という原則があるはずなのに、最近それが忘れられているように思います。インタビューされた被害者家族の方は再審請求しないでほしいと答えられたようですが、もしも真犯人が他にいたなら、さらに心が傷つくことになるのではないでしょうか。 裁判員制度がこのまま導入されたなら、私はかくかくしかじかの理由で無罪と思ったのに、かくかくしかじかの意見の人が多数だったので、有罪になった、などと話したら、守秘義務違反で罰せられてしまうのです。国家による殺人に加担させられてしまうなんて、とんでもないことです。 とりとめもなくなってしまいますが、マスコミ報道を頭から信用すべきでないと思ったことがまたありました。 「デビ夫人と右翼がトラブル」という見出しは、いかにも中立的なようですが、突然右翼の街宣車が自宅にやってきて罵詈雑言を拡声器でどなったために、怒りや不安から植木鉢を投げた、それをトラブルと報道するのはむしろ中立を欠いているように私は感じます。きっこさんのブログで知ったデビ夫人のブログを読むまでもなく、少しでも考えれば違和感を覚えるはずです。なんの検証どころか、考えることすらせず、記者クラブかどこかでもらった情報を載せているだけのマスコミは、マスゴミと呼ばれてもしかたないでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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