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新しい物にうとい私。友人から聞くまでkindleなんて聞いたこともなかったのですが、これは便利そう、と思わず注文してしまいました。本は紙でなくては、というのが持論なのですが、装丁や字体にこだわる必要がない本なら、電子書籍の方が置き場所に困らないし、外出するときに、もしかしたらこっちが読みたくなるかも、などと持って行く本を決めるのに悩む必要もだいぶ少なくなると思ったのです。まだ紙の本しかない本の方がずっと多いですが。パソコンの画面などを長時間見るのは苦手ですが,kindleホワイトペーパーなら光が直接目にはいらないというところが決め手でした。
著作権切れしている古典などで無料でダウンロードできるものもあります。小手調べ?に柳宗悦や北大路魯山人など少しダウンロードしました。それからチェーホフの「かわいい女」。好きになった人に自分を同化させてしまい、自分の頭で考えているつもりでその人の考えが自分の考えと思ってしまう女の話です。 昨日友人と話していたら、,最近の日本人はばかになっている、知り合いの主婦と話していると唖然とする、というのです。テレビの世界が自分の世界になっている、自分では何も考えていない、と。それを聞いてチェーホフの「かわいい女」みたいと思ってしまいました。 ところで安倍氏たち自民党の改憲案では、主権在民を守る為に国家権力を縛るための憲法が、国民を縛る物にかわっています。基本的人権や表現の自由を「公共の秩序」のために制限しようとしています。 「かわいい女」みたいな人たちは、政府がそんなわるいことするはずがないとか、日本は法治国家だからと言いますが,そんなことが言えるのも、今の憲法が基本的には国民を守っているからです。それでも本当の危険性が知らされたなら、そんな改憲には反対する人も多いでしょう。でも、マスコミは改憲問題についても、本来なら危険性について指摘して批判すべきところを、大政翼賛で誘導しようとするでしょう。9条だけが問題ではないのに,自衛隊の地位をきちんと認めなくてはとか言って、目をくらませる恐れがあります。今から備えていかないと、戦前の暗い時代がまたやってきてしまうでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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