今日のお茶のみ話
前から見たいと思っていたマイケル・ムーア監督の「シッコ」がいよいよ明日から公開されます。公式サイト「先進国で唯一、国が運営する”国民健康保険”が存在しないアメリカ。よって国民は民間の保険会社に加入するしかなく、6人にひとりが無保険で、毎年1,8万人が治療を受けられずに死んでいく」―公式サイトより―以前テレビに、癌にかかっているとわかっているけれど、治療費が払えないので放置している、という人が出ていました。それなのに、1度だけ検査した費用の請求が約30万円来て頭をかかえていました。 保険に入っている人でも、一度大病をしたら破産するのだそうです。そしてブラックウォーターやハリバートンといった会社から高収入の仕事があると言う勧誘の電話があり、気が付いたらイラクにいた、ということになることがあるそうです。その人たちはイラクで犯罪を犯しても軍法会議の対象にならず、戦死しても戦死者にカウントされません。戦争の民営化については下記をご参照ください。イラクにいる我らが傭兵 話を医療に戻しますが、小泉さんはアメリカの年次改革要望書の要求どおりに「医療改革」を行いました。安部+自民党もあいかわらず「カイカク」を進めなくては、と言っています。新聞などにもよく「カイカクが後退してはならない」などと書いている人がいますが、そういう人が考えているのはビジネスチャンスのことであって、国民のことではないでしょう。「シッコ」は自公の(公明は路線変更?)カイカク路線がこのまま進められた場合行き着く社会といえるのではないでしょうか?まだこの映画、話を聞いただけで見ていないので、推測ですが。アメリカに「右に倣え」の医療改革制度実によくまとまった記事でおすすめです。こういうかたや白川勝彦さんがいらした頃の自民党なら支持できたのに。(自見さんはこの前の選挙で国民新党比例代表でトップ当選されました)もうひとつ気になること。農地法:農水省が原則転換「自作農」から「利用農」へ 日本の田舎にプランテーションができてニートやフリーターが低賃金で使われ、あるいは季節労働者になるような、スタインベックの怒りの葡萄の世界の出現を危惧するのは考えすぎでしょうか。自民は民主党の政策を「ばらまき」と批判しますが、企業に都合のよいようにするためにはばらまくのですね。 農地改革に200億円超=大規模化へ奨励金、来年度予算要求-農水省