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ももたろうのお弁当

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2008年03月の記事

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お花見　京都（その１)清水界隈

　さぁちゅんです。この前の土曜日「グリル葵」でランチを食べて、満腹になったところで、ふと見ると、普通のマンションの前にこんなにきれいに桜が咲いています。どうせなら「お花見だ！」ということになり、またいつものお散歩コースですが、清水方面に行ってみることにしました。お散歩ですので、お金のかかる観光施設等には、ほぼ入ることがありませんので、観光案内としては全く物足りないかもしれませんが、お許しくださいね。高瀬川の桜もいい感じに咲いています。清水坂はたくさんの観光客で埋まっています！！桜はまだ５分咲きというところでしょうか。ここで左の三寧坂を下りていきます。三寧坂のしだれ桜。とってもきれいです！毎年、きれいに咲いてくれて、ほんとにありがとう～（*^_^*）興正寺本廟。ここは、まだ３分咲きですね。三寧坂のほうを振り返ってみます。遠くに見える、しだれ桜がきれいです。春っていいですね！行きかう人が皆、なんだか楽しそうです。新しく作られたものなのか、古いものをリメイクしてあるのか、ガス灯風の明かりがおしゃれです。かわいいカラスが描いてあります。二年坂にやってきました。坂の上の角にちりめん山椒のお店があって、いつも試食販売をされています。二年坂には桜の木は見当たりませんが、雰囲気だけごらんください。おそば屋さんがあるので、いい匂いが漂っています～！ねねの道までやってきました。ここの桜は、来週のほうがよさそうですね。たい焼き屋さんは大繁盛のようでしたよ！ここ「三面大黒天」の境内には、甘味の「都路里」があります。祇園の辻利に高校生の頃よく行きました。「都路里パフェ」はおいしいんです～♪今日は席は空いていたのですが、残念ながらお腹のほうが空きがなくて素通りです。なかなかこの高台寺店には、ご縁がなくて、まだ入ったことがありません。八坂の塔の近くに引っ越されましたが、こどものころ、ここには｢文の助茶屋｣というお店がありました。わらびもち、ところてん、甘酒などよくいただきました。そうそう！高台寺のしだれ桜は、５分咲きだそうです。御陵衛士屯所だった高台寺月真院です。高台寺月真院は、孝明天皇の御陵衛士となった伊東甲子太郎ら１５名が、慶応３（１８６７）年６月～１１月の間、屯所としたところです。抹茶、お菓子付５００円の拝観料で公開されていました。歴史マニアのももたろうがいたら、きっと入りたがったでしょうね！いつもなら、ここで祇園のほうに向かうのですが、今日は円山公園、知恩院へと足を伸ばしてみます。

2008年03月31日
京都お散歩「錦天満宮」

　さぁちゅんです。錦小路通は錦天満宮の正面に始まります。言い換えれば、錦天満宮は錦小路通の東の端にあります。まずは、よぉくご覧いただきましょう！写真が逆光で申し訳ないのですが、よく見ると、左右のビルに鳥居がめり込んでいるのが分かるでしょうか。鳥居の端が、お店の中に突き出しているそうです！「錦天満宮」の祭神は菅原道真公で、智恵・学問／商売繁盛／縁結び／厄除け／災難除けと何でも聞いてくださる神様らしいです。長保５年（1003年）菅原道真のお父さんのお邸を、源融の旧邸・六条河原院の跡地に移築して「歓喜寺」が創建され、その鎮守社としたのが始まりです。天正１５年（1587年）豊臣秀吉の都市計画のため、寺とともに錦小路東端の現在地に移転しました。その地名から「錦天満宮」と呼ばれるようになりました。入り口には、たくさんのちょうちんがあります。夜には灯がともされて、なかなか風情があります。人通りの多い繁華街にあるせいもあり、参拝客は絶えません。さて、私たちはももたろうの足が早く治るようにとお参りしましょう！この神社の中に湧き出る水は、「錦の社の御神水」として、知る人ぞ知る名水だそうです。「京の名水」と記された立て札には「地下百尺（30数米）より湧出、昼夜の区別なくこんこんと湧き、霊験あらたか、水温年中17. 8度を保つ。検査の結果、無味、無臭、無菌、飲用に適する、良質の御神水。お持帰り　自由（無料）」と書かれています。繁華街のど真ん中でもこんな豊かな水が湧出るのが京の町なんですね！境内に一風変わったものがありますので、お目に掛けましょう。「からくりみくじ」です。獅子舞が舞いながら、おみくじを持ってきてくれます。こちらは、神主さん(？)が、うやうやしくおみくじを持って来てくれます。小さいころデパートの屋上に、こういう「からくりみくじ」の機械がおいてあったので、よくやっていました。お稚児さんがおみくじを持ってきてくれたり、ハトがおみくじを持ってきてくれるのもあったように記憶しています。おまけにもう一つです！錦天満宮から、新京極通を四条通のほうへ少し行くと「ロンドン焼き」のお店があります。子供のころは、ロンドン焼きの機械の動きに見とれて釘付けになっていました。機械がカチャンカチャンと回り、次々にロンドン焼きが焼きあがっていく様子が、なんとも引き付けられます。直径４ｃｍほどの小ぶりのカステラ饅頭で、あっさりした白あんが入っています。１つ５０円(税別)です。おみやげにももちろんですが、焼き立てをその場でパクリ！が最高です。

2008年03月28日
京都お散歩　「錦市場」

　さぁちゅんです。この前の日曜日「ビストロ希味」でランチを食べ、烏丸通の「カフェヴェローチェ」で１７０円のコーヒーを飲んだあと、なんとなくウロウロとお散歩していると、「錦市場」のアーケードの前までやってきました。「錦市場」（にしきいちば）は、四条通の一本北の「錦小路通」の「寺町通 - 高倉通」間の京都の中心地にある商店街です。魚・肉・京野菜などの生鮮食材や、乾物・漬物・お惣菜などを売る市場です。京都では「にしき」と呼ばれて、ここで業務用の食材を仕入れる割烹、料亭、旅館なども多く、値段は高いけど、ほんまもんを売っていると、信頼されています。１５～２０年ほど前までは、一般向けのお店もあるにはありましたが、市場らしく、日曜は休業、お昼には店じまいというお店も多くて、地味な印象でした。最近は一般観光客相手のお店が多くでき、昔とはガラッと雰囲気が変わって観光地としてもにぎわっています。今日は、わりに空いていましたので、あちこち写真を撮ってみました。どうぞ、ご一緒にウィンドショッピング（ウインドはないけど)をお楽しみくださいね。いっぱい写真を撮ったので、お店がごっちゃになってしまって間違いがあるかもしれませんが、ちょっとしたごあいきょうとお許しくださいね。高倉通の入り口からすぐのお魚屋さん。削りたてのかつおぶし屋さん。かつおのいい香りです。子供のころは家でも毎日シャカシャカ鰹節を削っていたけど、鰹節のかたまりって、見なくなりましたね～！七味屋さん。この七味ソフトは、２０年位前からメニューにあると思います。ずっと昔に食べたことがあります。バニラにピリッと七味が入っています。お惣菜屋さん。チョコレートのコロッケって・・・！お漬物屋さん。やはり、お漬物屋さんは多いです。ここはたしか「打田」さんだと思います。こちらはブティックのような京野菜のお店です。写真撮ったら、怒られちゃいました。だから、ビビッてちょいと手ぶれしてます。まぁ、私たちのように冷やかしだけの観光客が多くて、閉口されてるのかもしれませんね。こちらも、お漬物屋さん。たぶん「枡吾」さんです。パックされているので、持ち帰りも安心ですね。ここの赤カブと、なすびの漬物、大好きです。毎日でも食べたいけど、やっぱり高いしなぁ～(^_^;)こちらは、出し巻きの専門店です。我が家では、私の母が自他共に認める「出し巻き名人」なので、買ったことはありませんが、とても人気のお店らしいですよ。８４０円を高いと見るかどうか？仕出し屋さんならその倍はする・・・ならば、お手ごろというところかな？さて、お次は佃煮・お惣菜のお店。たけのこの皮付きのままの煮物が目を引きました。昆布巻き、魚の佃煮、若竹煮もおいしそうです。昨日、我が家でも、近所のスーパーでたけのこ水煮を買ってきて若竹煮を作りました。たけのこ水煮は、今年は中国産が姿を消し、すべて山城産になっていました。それなのに、１パック１９８円ととてもお安かったので、ほんとに京都産？？と疑ってしまいました・・・もちろん本当だと思いますよ。このお茶屋さんは、年中ほうじ茶のいいにおいがしています。このお店でほうじ茶ソフトを食べられます。ただし、店内では食べられないので、食べながら歩くということになってしまいます。昔は、空いてたし全然問題なかったですが、今は混んでることが多いのでそんなことが可能なのでしょうか？ずっと昔食べた記憶では、ほうじ茶の香りがしっかりとあって、とてもおいしかったです。うなぎ屋さん。いいにおいです。ご飯だけ持っていったら、においだけで食べられそうです！（落語かいな！）八百屋さん。朝掘りのたけのこがいっぱい！今年はちょっとたけのこが安いのかも！こちらのお漬物屋さんは、糠漬けのたるが並んでいます。ハイ、ゴールです。寺町通り側のアーケードの出口に来ました。向かって左はＡＢＣマート、右側は最近まで雑貨屋さんでしたが、改装中のようです。この寺町通の１本東の新京極通と交わるところで、錦小路通もおしまいです。次回は錦小路通の終点にある錦天満宮をご紹介いたします。

2008年03月28日
宇治お散歩（その６）宇治橋付近

　さぁちゅんです。宇治のお散歩はようやく今回で終了です。「宇治お散歩（その１）宇治橋通り商店街～平等院表参道商店街」　「宇治お散歩（その２）宇治公園」　「宇治お散歩（その３）宇治神社」　「宇治お散歩（その４）《世界遺産》宇治上神社」　「宇治お散歩（その５）「世界で一つの喫茶室」宇治茶道場「匠の館」」のお散歩の続きです。宇治橋の東詰めの少し手前右手に門と石段が見えます。橋寺放生院(はしでらほうじょういん)です。寺伝には聖徳太子の時代から宇治橋の管理にあたってきたとあるそうですが、一般には鎌倉時代に、奈良西大寺の叡尊が宇治橋の架替えの際に行った橋供養のときに建立されたと考えられているようです。宇治橋の東詰めにあるのが、有名な茶店「通圓（つうえん）」です。通圓の創業は平安時代末永暦元年（西暦１１６０年）ということで、なんと創業８５０年！お店のＨＰによると、岩波書店　広辞苑（第五版）に、こんなふうに載っているそうです！　　＜通圓＞１．宇治川のたもとで通行人に茶を供したという茶人。２．狂言の一。舞狂言。通圓という茶坊主の亡霊が現れて、旅僧に弔いを頼み、宇治橋供養で茶を点死（たてじに）したことを語り舞う。＜通圓茶屋＞　茶人通圓が宇治橋の東詰めで茶を売っていたお店。小説「宮本武蔵」にも登場しているらしいのですが、その時代でさえもすでに創業４００年以上というのはすごいですね。いよいよ、宇治橋を渡りましょう。宇治橋は646年に奈良元興寺の僧「道登(どうと)」によって架けられた日本最古の橋と言われています。度々の洪水で流出したり戦渦に巻き込まれたりして、なんども架け替えられてきました。一番最近では、平成８年に新しく架け替えられました。宇治公園が見えます。朱塗りの橋が宇治川に浮き出ているように見えてきれいです。宇治橋　三の間（さんのま）からのながめです。三の間は宇治橋特有のもので、その名前の由来は西詰から三つ目の柱間に設けられているところによるものです。伏見城の秀吉のために、三の間から水を汲んでお茶に使われていました。当時の通圓が釣瓶で水を汲む役目をしていたそうです。対岸を見ると、宇治橋通り商店街、平等院表参道商店街の入り口が見えます。真ん中の鳥居をくぐっているのは、府道３号線「大津南郷宇治線｣です。宇治川、瀬田川沿いをさかのぼって、大津に至ります。宇治橋の西詰めに、十二単姿の紫式部像があります。ピカピカで新しそうな像だなぁ～と思い、案内板を見たところ「2003年12月吉日建立」とありました。宇治橋、宇治川をバックにして、記念写真スポットとしては最高じゃないでしょうか？紫式部の『源氏物語』は全部で５４帖。そのうちの最後の１０帖が宇治十帖で、物語の主な舞台は宇治になっています。教科書以外では、ほんまもんは読んだことありません。高校生のときにまんがの「あさきゆめみし」を友達にかりて読み、その後は瀬戸内寂聴さん訳の「源氏物語」や、田辺聖子さんの「新源氏物語」で読みました。紫式部さんは、千年経っても読書漬けの毎日を送られているようですね。巻紙にはいったいなにがかかれているのでしょう？宇治のお散歩を、長々と続けてまいりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。骨折して入院中の息子ももたろうですが、ご心配掛けましたが、順調に回復しております。昨日、ギプスをはずしてもらいました。足をつけて２本の足で歩くのはボチボチというところなのですが、がんばって松葉杖の練習をして、何とか入学式までには、退院の許可という運びとなりそうです。急に動かしたせいか、昨日の夜は痛がっていましたが、今日はもう落ち着いているようです。

2008年03月26日
宇治お散歩（その５）「世界で一つの喫茶室」宇治茶道場「匠の館」

　さぁちゅんです。おはようございます！宇治のお散歩はまだまだ続いています。たった１時間ほどのお散歩でよくこれだけ引っ張れるもんだとあきれずに(！)、もう少々おつきあいくださいませ。「宇治お散歩（その１）宇治橋通り商店街～平等院表参道商店街」　「宇治お散歩（その２）宇治公園」　「宇治お散歩（その３）宇治神社」　「宇治お散歩（その４）《世界遺産》宇治上神社」のお散歩の続きです。この日は、３月というのに２０度を越す暖かいというのを通り越して、暑いといったほうがよいような、ポカポカの一日でした。宇治上神社を出た後、喉のカラカラがピークに達した私たちは、お店の前で宇治茶を売っているおばちゃんのにこやかな顔についつい引き込まれるように、こんなお店に入りました。「世界で一つの喫茶室」宇治茶道場「匠の館」です。実は、普通の和風カフェだと思って入ってしまったのですが、京都府茶協同組合が運営されている宇治茶のおいしい淹れ方を無料で体験できる施設だったのです！・・・と、いうわけで、ここには冷たい飲み物はなかった！のです・・・分かりにくいですが、メニューは｢玉露｣｢煎茶｣｢抹茶｣を自分で淹れて飲むという、体験型のメニュー(５００円)のみです。先にお冷でも、もらえばよかったのですが・・・なんとなく言い出せず・・・。すぐに抹茶のセットがお盆載せられて出てきました。抹茶の粉を少量の湯冷ましで練って、お湯を入れてシャカシャカ茶せんで点てました。主人はお茶を点てたのは初体験。緑茶インストラクターが親切に教えてくださいますので、初心者でもおいしく淹れられます。付いていた抹茶のフィナンシェをいただいて、お抹茶をいただきました。さすがに新鮮な抹茶なんでしょう、きれいな緑が鮮やかですね。確かに、おいしいんですよ！・・・でも、ますます喉が渇きます。「お冷ください」と頼むと、このあと冷たいお茶を出すことになっているとのこと・・・・冷たいお茶もおいしかったです。・・・・でも、ほんの一口しか入ってない・・・少ないです。「やっぱり、お冷くださいっ！」上品に小さな冷茶器に氷を浮かべて出してくださいました。お店は何も悪いことはないんです。上等の宇治茶がお手軽に本格的にいただけるいいお店です。ただ、私のニーズには合ってなかったんです・・・(^_^;)ﾓｳｼﾜｹﾅｲ!とりあえず、水分補給を終えたところで、もうちょっとお散歩を続けます。

2008年03月26日
宇治お散歩（その４）《世界遺産》宇治上神社

　さぁちゅんです。今回も宇治のあたりを、お散歩中です。「宇治お散歩（その１）宇治橋通り商店街～平等院表参道商店街」　「宇治お散歩（その２）宇治公園」　「宇治お散歩（その３）宇治神社」のお散歩の続きです。宇治神社の境内を抜けて、さわらびの道を奥に少し行くと「宇治上神社」の朱色の鳥居があります。鳥居の脇に真新しい「世界遺産　宇治上神社｣の立て看板があります。とても地味ですが、平等院と同じくユネスコの世界遺産に登録されています。・・・やはり、京都の世界遺産の中では、ダントツの地味さでしょうか！もと邸宅らしく、小さな門をくぐって入ります。こちらは、国宝の拝殿です。この拝殿は、鎌倉時代前期に建てられた宇治離宮を移築したものといわれていて、平安時代の住宅建築、寝殿造の貴重な遺構だそうです。平安時代の住宅建築が一切残っていない現在、往時の寝殿造の建築を推測する貴重な資料であることが、宇治上神社の世界遺産登録の理由のひとつとなったそうです。背後に立っている、本殿の方から拝殿裏側を見るとこんな感じです。拝殿の前には、２つの清め砂が盛られています。９月のお祭りのときに氏子が奉納し、１年間盛られ続けるらしいです。こちらは、国宝の本殿です。すこし特殊な形で、この中に３つの社があって、それを覆屋根で覆ってあります。平安期の造営で現存する神社本殿としては最古の建物だそうです。祭神は、真ん中が菟道稚郎子のお父さんの応神天皇、右側が菟道稚郎子命、左側が菟道稚郎子のお兄さんの仁徳天皇です。団体さんたちと一緒にボランティアガイドさんがたくさん来られていたので、聞き耳を立ててみると・・・この「蛙股(かえるまた)｣というのが、平安時代の建築の特徴らしいです。拝殿の向かって右側に、祠のような建物があって湧き水がでています。宇治七名水の一つの「桐原水」です。室町時代、宇治茶の「宇治七名園」が作られ、それに伴いお茶に欠かせない水にも「宇治七名水」が定められたそうです。現在、他の六名水は失われてしまい、唯一現存するものだそうです。見たところ澄んだきれいなお水でしたが、「飲めません」という張り紙がありました。今までは、飲んだり、お茶の水に汲んで帰ったりすることが可能だったようなのですが、何か不都合があったのでしょうか？宇治でのお散歩は、もう少し続きます。もう少々、おつきあいくださいませ。

2008年03月25日
宇治お散歩（その３）宇治神社

　さぁちゅんです。今回も宇治のあたりをうろうろとお散歩中です。「宇治お散歩（その１）宇治橋通り商店街～平等院表参道商店街」「宇治お散歩（その２）宇治公園」のお散歩の続きです。宇治川の中ノ島から朱塗りの朝霧橋を渡りきったところに、「宇治神社」の一の鳥居があります。明治維新までは、宇治神社を「離宮下社」「若宮」、宇治上神社は「離宮上社」「本宮」と呼ばれいて、平等院の鎮守社とされていました。宇治神社の祭神は、応神天皇の皇子の菟道稚郎子（うじのわきいらつこ）。文献によれば、応仁天皇は、聡明だった莵道稚郎子を世継ぎにと遺言を残したのですが、当の莵道稚郎子は兄が天皇になるべきだと言って、宇治に離宮を建てて隠棲していまいました。兄の大鷦鶺皇子（おおさざきのみこと）は、自分が即位しては先帝の定めに背くと辞退し、３年間も空位が続いて天下が乱れ始めたため、莵道稚郎子は宇治川で入水自殺をしてしまったそうです。仁徳天皇となった兄が、弟の邸宅にその御霊を祀ったのが、宇治神社と宇治上神社の由来となったそうです。「離宮社」の呼称もこれに由来すると言われています。鳥居の前には、船着場があり、宇治川の波打ち際まで降りられます。詳しいことは書いてありませんでしたが、祭礼のときに使われたりするのでしょうか？鳥居をくぐって、神社に入っていくと、「桐原水」と刻まれた手水がありました。手水の上にウサギがいます。主人は「わっ！ウサギのよだれか！」と、もったいないことを申しておりましたが、ウサギは、宇治神社の祭神の菟道稚郎子のお使いです。こんな「みかえり兎｣のエピソードがあるそうです。菟道稚郎子命が、この地に住まいを定められ、河内の国より来られる途中、道に迷われた時に一羽のウサギが現れ、振り返り振り返りしながら先導してくれたんですって。これは「みかえり兎」と言い、この姿は、道徳に叶った正しい人生の道を歩むよう教え諭しているもので、神様のお使いとされています。　。。。進んでいくと、二の鳥居(？)があります。ひっそりとして、ごく普通の神社といった感じですね。なんだか・・・皆さん通り抜けるだけという感じです。もともと一つの神社だったのに、宇治上神社だけが世界遺産に認定され、こちらは外されちゃったというのは少々お気の毒・・・！？。本殿。本殿は三間社流造り桧皮葺きの社殿で、鎌倉時代初期の建築。内殿には菟道稚郎子の木造等身大坐像がお祀りしてあり、いずれも国の重要文化財に指定されています。こんな看板が立っていました。現存する木造の狛犬では最大級のものを所有されているようですが、現在は歴史資料館に預けられているようです。鎌倉時代前期の作で、本殿の外側に置かれていたようです。３月のはじめに、奈良の国立博物館に行った時、ここのものではありませんが、同じく鎌倉時代の作で、とてもよく似た木造の狛犬が陳列されていたのを見ましたよ。宇治神社の境内を抜けて、さわらびの道を少し先に行ったところに、世界遺産の「宇治上神社｣があります。この辺でいったん切り、宇治上神社のお散歩は次回にさせていただきます。もう少々お付き合いのほど、お願いいたします～（*^_^*）

2008年03月24日
宇治お散歩（その２）宇治公園

　さぁちゅんです。「宇治お散歩（その１）宇治橋通り商店街～平等院表参道商店街」のお散歩の続きです。平等院表参道商店街を進んでいくと、宇治川のほとりに出ます。宇治川の中州にできた中の島（塔の島・橘島）が公園になっており、島から両岸にいくつもの橋が架けられてます。この橋が全て朱塗りで、とても綺麗です。春には「桜まつり」、夏には「花火大会」、秋には「観月茶会」「茶まつり」と、さまざまな行事の舞台にもなっています。公園そのものには、特別何もないのですが、天候の良い日にのんびりするにはいいと思います。ほら、桜のつぼみがふくらんでいますよ。桜が咲いたらきっとたくさんの人でにぎわうのでしょう！今年の桜祭りは４月５日～６日です。この石碑は「宇治川先陣の碑｣。義経が木曽義仲軍を打ち破った場所です。増水している宇治川を、義経軍の佐々木高綱と梶原景季が先陣争いし川を渡ったエピソードがあります。この日の宇治川もなかなかの水量です。前の日の雨のせいで水かさが増している様子です。こんなに深い川を馬に乗って渡るなんて、超人的です！！馬も、超馬的？！朱塗りの橋から上流方向を見ます。瀬田川から、琵琶湖へとさかのぼります。下流方向を見ます。向こうに見えているのは宇治橋です。京都・大阪の府境あたりで桂川、木津川と合流し淀川となり、大阪湾へと流れ込みます。渡りきった先に、こんな源氏物語の宇治十条の像がありました。今年は源氏物語の千年紀に当たりますから、きっといろいろとイベントも行われることでしょう！こちらの写真は、宇治橋からこの宇治公園を見た眺めです。橋を渡りきったところに宇治神社の鳥居があります。次回は「宇治神社」、世界遺産の｢宇治上神社」を訪ねます。

2008年03月24日
宇治お散歩（その１）宇治橋通り商店街～平等院表参道商店街

　さぁちゅんです。この前の土曜日は、気温も２０度を指し、暖かいを通り越して、暑いくらいの一日となりました。ちょっとお散歩にでも行こうと思い立って、宇治に行ってきました。私の住んでいる大津からは自動車で瀬田川～宇治川沿いに行くと、すいすいっとすぐに行けます。宇治橋通り商店街の中のＰに車を止めました。この宇治橋通り商店街は地元の人向けで、生活感の溢れる商店街です。一方通行ですが、交通量は相当に多く、車が渋滞していました。そんな商店街の中に、ポツポツと歴史のありそうなお茶屋さんがありました。いかにも古そうな看板ですね。こちらのお茶屋さんはお茶のかんばやしの本店です。豊臣秀吉に重用され、その後も禁裏御所御用、江戸時代には幕府御用の茶師の役をされていたという老舗中の老舗です。将軍家が毎年自家用のお茶を宇治から取り寄せる豪華な行列は「茶壷道中」と呼ばれていました。商店街の出口に、室町通のお散歩の際にご紹介した、創業４００年の「永楽屋｣さんの手ぬぐいのお店がありました。明治～昭和初期の柄を再現した手ぬぐいなどが、売られています。レトロだけど、モダンな柄でとってもおしゃれです。永楽屋の前の横断歩道を渡ると、平等院参道商店街です。宇治のメインストリートですね！詳しいことは分からないのですが、平等院通りから最近改名されたようです。観光客向けのお土産屋さんが中心の商店街で、ガラッと雰囲気が変わって、観光地らしくなります。お茶いい香りがただよっています。なにしろ、３月とは思えない汗ばむほどの暖かい日でしたので、ソフトクリームのお店は行列ができていましたよ。平等院参道商店街の突き当りが、平等院の入り口になっていますが、今日はお散歩ということでスルーさせていただきます。この先は、宇治川沿いの公園があります。次回はそこからお散歩を始めます。

2008年03月24日
｢京都の大路小路」

　さぁちゅんです。きょうは、こんな本をご紹介いたします。碁盤の目状の京都の通りについて解説している「ビジュアル・ワイド京都の大路小路」です。2003年７月発行の京都の通りのガイド本です。まるたけえびすにおしおいけあねさんろっかくたこにしきしあやぶったかまつまんごじょうせったちゃらちゃらうおのたなろくじょうさんてつとおりすぎしちじょうこえれば　はっくじょうじゅうじょうとうじでとどめさす京都の通りといえば、こんなうたがうかんできますね。こういった「通り」に着目して、作られた本なんです。ももたろうが小さかった３～４年前までは、毎週末には自動車とももたろうを主人の実家に預けて、まるで国土地理院の調査員のように、京都市内には私たちが歩いたことがない通りは、もうないんじゃないかというくらい、毎週毎週、一日中歩き回っていました。そのころに、主人が買ってきたものです。写真と詳しい解説もあって、おすすめです。難点は、持ち歩くには電話帳並みに重いので旅向きではありません。じっくり読んで、すっかり行った気になるというのもいいでしょう！普通のガイドブックとは違って京都人でも楽しめる内容だと思います。これを読んでから歩くと、ありふれた京都の道も違って見えることでしょう。京都の本当のよさを感じてもらうには、やはり町中を歩くことに限ります。有名寺院をまわる旅から、大路小路を散策する旅へと広げてもらうと、きっともっと京都を楽しめるのではないでしょうか。ビジュアル・ワイド京都の大路小路

2008年03月22日
春の琵琶湖

　さぁちゅんです。今日は、昨日の春の嵐のような天気とはうってかわって、ポカポカとした春らしい１日となりました。昼前に銀行まで行った時に、大津のなぎさ公園で琵琶湖の写真を撮りました。真っ青な空ですが、比良山には春らしく少し霞がかかっています。琵琶湖の水の色も、昨日の雨でずいぶんにごっていて、波が立っています。いつ見ても、まちがいなく琵琶湖は美しいです！もっといいカメラなら、琵琶湖の美しさをお伝えできるのかもしれませんが、どうもうまく撮る事ができないのがもどかしいです。ぜひぜひ、実際に琵琶湖を見にお越しくださいね。　ひっそりとランキング参加してみました・・・現在２位になっています！　　　　　　　　　　　　　よろしければ、クリックお願いいたします～（*^_^*）

2008年03月21日
高額医療費！

　さぁちゅんです。おはようございます～（*^_^*）昨日の夜、足首を骨折して入院中のももたろうを、２日間の外泊を終えて病院のベッドに送っていくと・・・ベッドのサイドテーブルに、こんなものが置いてありました。１０日間の入院費の請求です。何しろ大きな手術をしましたので、７０万円を越す堂々の高額医療費です！！支払うのは９万円ちょっとで済むらしいです。「保険制度」様様です・・・これでも十分痛い額ですけどね～(-_-;)　ひっそりとランキング参加してみました・・・現在２位になっています！　　　　　　　　　　　　　よろしければ、クリックお願いいたします～（*^_^*）

2008年03月21日
ももたろうの卒業式

　さぁちゅんです。骨折して入院中のももたろうですが、今日無事、小学校の卒業式に出席することができました。卒業式の間は１年生のときの担任だった先生が車椅子を押してくださることになりました。卒業生入場から合流し、みんなと一緒に会場に入りました。卒業証書授与では、担任の先生から順番に名前が呼ばれ、ももたろうの名前が呼ばれると、１年生時の担任の先生が車椅子を押してくださって前に進みました。卒業証書は、校長先生が段の下のももたろうのところに降りてきてくださり、手渡していただきました。ももたろうは卒業式の練習に入る前に入院してしまったので、残念ながら歌はほとんど口パク状態でしたが、終始、楽しそうでした。式が終わると、車イスごとももたろうを、力持ちの男の先生が４人がかりで、３階の教室まで運び上げてくださいました。車イス込みで、たぶん、９０Ｋｇくらいはあるでしょう・・・ほんとに申し訳ありません！教室に入ると、久しぶりに友達と会えて、もう大はしゃぎです。私がももたろうより少し遅れて教室に入っていくと、みんなに囲まれてサイン会のような状態になっていました。こーいうのスキなんですよね～！もう有頂天状態です・・・(^^ゞそれから、改めて担任の先生から一人ずつ卒業証書授与をしていただいたり、思い出の歌を歌ったりして、担任の先生を囲んでとてもいいひと時をすごしました。帰る頃には雨が降り出してあいにくの空模様となってしまいましたが、下級生たちに見送られ学校を後にしました。ももたろうが６年間お世話になりました！感謝。ももたろうは、明日の晩ご飯を食べたら、また病院に戻ります。その次の日には、もう一度レントゲンを撮ってから、抜糸の予定です。もう退院する日も近そうです。

2008年03月19日
京都の遊廓跡

　さぁちゅんです。骨折のため入院中のももたろうですが、今日と明日の夜は外泊許可が出ました。明日はいよいよ卒業式です。お天気は下り坂のようですが、なんとか終わるまではもってくれるといいのですが・・。　　　　　　３月１日の大和大路～方広寺（京の大仏さん）と豊国神社と耳塚～東福寺～今熊野商店街の長い長いお散歩の続きです。今熊野商店街を北上し、七条通を右折し西に向かい、高瀬川沿いの木屋町通を北上して行きます。紹介しようかどうしようか迷ったのですが、風情のある町並ですのでさらっと紹介します。このあたりは遊郭の跡で、五条楽園と呼ばれています。下町らしい街並みで、高瀬川に沿ってお茶屋さんが点在しています。営業はされていないようですが、立派な玄関と格子の建物です。こじんまりと営業中の２軒のお茶屋さん。おそろいののれんが掛けられています。堂々たる店構えのお茶屋さんです。なんとも色っぽいステンドをはめた建物もありました。これは２００６年春のこのあたりの高瀬川沿いの桜の写真です。さびしげな風情の町並みがよりいっそう、桜の美しさを引き立てます。ただ・・・諸状況からみて・・・このあたりはお散歩のコースとしては、あまりオススメではありません。そのことについてのコメントは控えさせていただきますので、あしからずご了承くださいませ・・・(^^ゞようやく３月１日の長い長い散歩は終了です。お付き合いくださいましてありがとうございました。

2008年03月18日
京都　今熊野商店街

　さぁちゅんです。ご心配掛けましたが、ももたろうの回復は順調で、卒業式のために明日の夜から丸２日間外泊の許可が出ました。よくなってくると、病院食では物足りなくなってきたようで、先ほども小ぶりのカツどんの具だけを差し入れてきました。病院食のご飯（どんぶり飯！！）の上にトッピングして食べました。ご満悦の様子でした～（*^_^*）　　　　さて、ずいぶん前の話になってしまいましたが３月１日（土）の方広寺（京の大仏さん）と豊国神社と耳塚～東福寺の長い長いお散歩の続きをご紹介します。東福寺をでて、少し東のほうに行くと東大路通に出ます。それを少し北に行くと「今熊野商店街」があります。この日は土曜日でお休みのお店もあるようですが、生鮮食品のお店を中心に買い物客でにぎわっていました。まだまだ、現役バリバリのアーケード街のようです。こちらは泉涌寺道の交差点です。ここの坂をあがっていくと「泉涌寺」があります。交差点自体がゆるーい坂になっているようですね。商店街にはちょっと懐かしい感じのお店が軒を並べています。洋服屋さん。手前は結納店、奥が雑貨屋さん。お惣菜というより、鱧の照り焼きやはも寿司、出し巻きや煮しめなどの上等そうな京料理風のお料理をパック売りしているお店がありました。帰って調べてみましたら、ここは「うを市」というお料理屋さんで、今熊野弁当が２０００円ほどで食べられるらしいです。和菓子屋さんもなかなかの品揃えです。とってもおいしそうでした！ももたろうが覗いているのは、おもちゃ屋さん。ディスプレーがなんとも懐かしい雰囲気です。でも、ちゃんと最新のおもちゃがおいてありました。小学生くらいの小さな子供と何人もすれ違いましたから、このあたりは子供もたくさん住んでいるのかもしれないなぁと思いました。商店街の並びの西側に「新熊野神社」があります。これで「いまくまの」と読みます。この神社は、平安末期に後白河上皇が紀州国の熊野の神を歓請したそうです中には樹齢900年の大樟があって当時熊野から持ってきたものを後白河上皇がお手植したと伝えられています。大きすぎて、天辺まで画面に入りきりませんでした。神社のすぐ北隣のお店でテニスボールが１個十円で売られていました。ももたろうはこういう何だか分からない物は買うことにしてるようで(！？)十円玉一個を缶に投入し買っていました。大学生のころ、フジカラーからの派遣のアルバイトで、年末の３日間だけ、ちょうど「新熊野神社｣のお向かいのカメラ屋さんの店頭でフィルム売りをしました。当時８０歳くらいのおじいちゃんとおばあちゃんが２人でお店をされていたので、もう閉店されているようで、シャッターが閉まっていました。このお店の並びの何軒かが固まって、シャッターを下ろしているようでしたので、何か大きな建物が建つことになってるのかも知れないですね。もうちょっと、お散歩は続きます。ボチボチＵＰしていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

2008年03月17日
今日のお弁当

　さぁちゅんです。今日は主人が研修会議があるというので、久しぶりにお弁当を作りました。今日のメニューは「チキンカツ、和風ハンバーグのピカタ、アスパラの炒め物、ごま塩ご飯」ももたろうのお弁当には、かわいい和菓子を入れたりして彩りよくできるのですが、主人はもち米のアトピーがあるので、まぁこんなもんです。結婚して１０年以上、主人に毎朝、お弁当を作っていました。ここ２年ほどは、主人がずっと「あんパンダイエット」とやらを実行しているので、お昼ご飯はあんパン１個とコーヒー寒天１個のお昼ご飯にしています。だから作るのは、コーヒー寒天だけです。最近はこのあんパンをよく食べています。　パンがパネトーネ生地特有の少々パサッとした食感なのですが、あんこがとってもおいしいです。送料込み１３００円で、１２個入りはお得です。

2008年03月15日
奈良国立博物館「お水取り展」＆興福寺

　さぁちゅんです。「お水取り」が済んだら、春が来る！奈良東大寺二月堂のお水取りは、比良の八講（はっこう）とともに、関西の人には春を告げる行事としてとても身近な存在です。まさに昨日今日と「お水取り」がクライマックスを迎えています。先々週の日曜日、３月２日、ももたろうが骨折する２日前に、奈良にいきました。近鉄奈良駅横の「ひがしむき商店街」です。いつも買い物客、観光客でにぎわっています。すぐ近く、奈良公園内に興福寺があります。710年、平城遷都の際に、藤原不比等（ふひと）が飛鳥にあった厩坂寺（うまやさかでら）を移築し、興福寺に改名。藤原氏の氏寺として藤原氏の隆盛とともに奈良時代、平安時代には隆盛を極め、鎌倉時代には大和守護職として実質的に大和国一帯を支配していました。戦国時代以降、徐々にその勢いは衰えてしまいました。明治以降は、興福寺の境内は奈良公園の一部と化し、塀や南大門もなくなり、天平時代の面影はほとんどありません。「興福寺　南円堂」。日本で最も大きい八角円堂だそうです西国三十三所観音霊場第九番札所です。「興福寺　五重塔」（国宝）は天平２年（730年）創建。現存の塔は応永33年（1426年）頃の再建されたもので、高さ50.8メートルで、東寺五重塔に次ぎ、日本で２番目に高いそうです。奈良公園には鹿がいっぱいでした。春になったのでみんな出てきたのかなぁ。テレビドラマの鹿みたいに、鹿が何か言いた気に近づいてきましたよ。・・・って、話しかけられることは、もちろんありませんでした！言いたいことって、やっぱり「鹿せんべいもってないの～？」ですね。お水取り展が開催されているという看板を見つけました。お水取りは夜中に行われる行事ですので、実際に見に行くのは大変です。どんなものか見に行ってみようということになりました。「奈良国立博物館」本館です。こちらでは常設展として、国宝級の多くの仏像が展示されています。一見の価値ありです！「奈良国立博物館」新館です。こちらから入場します。小中学生は無料、一緒に入場した家族も割り引きがあり、通常５００円のところ４００円でした。お水取りでつかわれる道具を間近で拝見でき、行法なども詳しく解説されてます。これからお水取りに行かれる方は、ぜひ先にご覧になるといいですよ。仏教関係のものが多いですので、少々地味目ではありましたが、すばらしい国宝級のものがずらりと並んでいました。その後、地下回廊でミュージアムショップで、お買い物＆休憩。今年の４月にリニューアルということで、一部セールもされておりました。絵葉書セット５０円、レターセット１５０円などたくさん買いました。三条通に出てきました。ももたろうは、こんなお店にはかならず吸い寄せられる習性があります。奈良限定のストラップなど買い込んでいました。三条通商店街の早づきで有名なお餅屋さんです。まだ温かい、つきたての草もち１３０円を買い食いしました。やわらか～～～い！さぁちゅんらしく、食べ物で今日の日記を〆ることにいたします。

2008年03月13日
東福寺＆ももたろうギプス

　さぁちゅんです。ご心配おかけしましたが、先日、足を骨折したももたろうは、手術から４日たち、腫れも引き、痛みもずいぶん楽になったようです。病院生活にもすっかりなじみ、テレビが好きなだけみられる生活をけっこう楽しんでいるようにさえ見えます。今日は、ギプスをつけてもらいました。ようやくベッドに縛り付けられた生活からは卒業できそうです。本当のこと言って、病院は完全看護ですから、ももたろうに付いてじっといるだけなのは暇なんです。パソコンでも持ち込めたらいいのになぁと思うのですが、ネットにはつなげないので、持って行ってもブログができるわけでもないし、手持ち無沙汰にすごしています。話は変わって・・・写真だけでも、先週のお散歩の続きをＵＰさせていただきます。豊国神社・方広寺を出て、耳塚を見て、大和大路をどんどん南下して行きます。七条通の京都国立博物館、三十三間堂の横手を抜けて、まだまだ南下します。ＪＲの陸橋を超えると、本町通に入ります。すると、京阪電車の東福寺駅の前に出ます。５分も歩かぬうちに東福寺の境内に入っていきます。東福寺境内を散策します。奈良の東大寺と興福寺から１字ずつとった東福寺。その広い境内には、巨大なお堂が立ち並びます。国宝の三門。その堂々たるたたずまいに圧倒されます。本堂（仏殿）。方丈。方丈は明治23年、方丈唐門は明治42年に造営、庫裡は明治43年に再建されました。唐門（恩賜門）。方丈表門である方丈唐門は「恩賜門」ともいい、小型ながら明治期唐門の代表作。門の細部のすばらしいを細工をご覧ください！東福寺の方丈「八相の庭」は、昭和13年に重森三玲氏が作庭された、比較的新しい枯山水式の禅院庭園です。南庭。　砂紋で荒海を、長石で蓬莱、方丈、瀛洲（えいじゅう）、壷梁（こりょう）の四仙島を表現し西方には苔による五山が築山されています。砂紋が美しい庭です。東庭　北斗七星。東庭は、もと東司（重要文化財の旧便所）の柱石の余材を利用したもので、北斗七星を抽象的に構成されたものです。西庭　井田市松。サツキの木だそうです。花の季節に訪れると、また違った美しさを見ることができそうです。北庭　小市松。方丈の四つのお庭の中で、最も印象に残りました。すごく現代的に感じました。有名な通天橋が見えます。もみじの時期には観光客の重みで落ちるんじゃないかと思うくらいの混み混みです。わたしはもみじの時期に東福寺に近寄れたことは一度もありません。怖気づいて引き返してばかりです。ではでは、私の精神安定のためにも、ボチボチ、ブログの更新を細々と始めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2008年03月10日
ももたろうの手術、成功しました！

　さぁちゅんです。火曜日、学校の帰り道でももたろうが骨折してしまいました。すぐに整形外科の医院でしっかりとギプスで固めてもらい、帰宅しました。水曜日に、もっと精度の高いレントゲンやＣＴを撮ってみると、左足首の骨が砕けてばらばらになっているといったほうがいいような状態になっていました。もちろん即、入院。１２歳というまだこれから成長する子供なので、翌日の木曜日には大手術を受けることになりました。手術室に入ってから、戻るまで４時間半かかりました。長かったです！術後のレントゲンを見せてもらって、整形外科のお医者さまの職人技に感動しました。バラバラになっていた骨が、まるでパズルを完成させたかのように元の位置に戻していただいています。大きな金のプレートを入れる予定だったのですが、後でプレートを取る時の負担を考えて、小さいネジでとめるように変えてくださっていました。成長線といって骨が伸びる芽ようなの部分も傷ついたところはあるものの、成長線のダメージを最小に抑えるような処置をしてくださったようです。手術が終わってしまうと、痛みもずいぶんましになったようです。今日、金曜日の夕方には、友達もたくさんお見舞いに来てくれて、ももたろうはずいぶん元気になりました。大体２週間で退院できそうです。ご心配いただき、温かいお言葉を頂戴し、本当にありがとうございます。しばらくはバタバタとしてお返事などできないかもしれませんが、皆さんのブログにはたまに顔を出させていただこうと思っていますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。。

2008年03月07日
ももたろう骨折！

　さぁちゅんです。前回の日記をＵＰし終わって、皆さんのところに訪問でもしようかと思っていると・・・・ももたろうの同級生２人があわてて家にやってきました。学校の帰り道に、ももたろうが歩けないほどに足をくじいてしまったというのです。自動車で駆けつけてみると、まったく動けない状態です。自分がカモシカにでもなったつもりだったのか、コンクリートの土手を駆け下りたらしいです。その土手って言うのが、高さは対してないのですが、どうみても切り立った壁のようにしか見えないのです。おまえは、アホか！しかし、困ったことに、ももたろうのいるところまで数十メートルは車が入れません。友達３人と、友達のお母さん１人の、あわせて５人がかりでようやく自動車まで運んで、つれかえりました。お医者さんでレントゲンを撮ってもらうと、左足首付近がポッキリ折れているとのこと！太いほうの骨も細いほうの骨も折れているらしいのです。手術をしなければならないのですが、紹介状をもらって、大きな病院に連れて行ってみると整形外科のお医者さんが今晩は不在とのことで、いったん家に連れ戻ってきました。明朝、再度行くことになりました。今日はリビングに布団を並べて寝ることにしました。今、ももたろうはとなりで「いたい～！寝られへん～！」とウンウンうなっています。かわいそうなんだけど、いまひとつ同情しきれない母なのでした～(^_^;)・・・という事情で、たぶん、しばらくは休業いたします。

2008年03月04日
方広寺（京の大仏さん）と豊国神社と耳塚

　さぁちゅんです。今日のお散歩は、見学を含めて所要時間３時間半というところです。前回の日記では、松原通を大和大路で曲がったところから、豊国神社神社の手前までを紹介しました。今回は方広寺と豊国神社と耳塚を紹介します。大和大路通を南下して行って、七条通の少し手前の正面通の東の起点に豊国神社と方広寺があります。この正面通の名は大仏殿の正面というところから、そう呼ばれるようになりました。かつて、京都市東山・阿弥陀が峰の麓には、奈良東大寺の大仏殿をしのぐ、巨大建造物がありました。豊臣秀吉・秀頼の親子二代にわたって造営が進められた方広寺大仏殿です。京都東山の三十三間堂隣にあった大仏殿は阿弥陀が峰を背にして西を向いて建てられました。その高さはなんと50メートルもあり、大阪城がすっぽり屋根の下に入ってしまうほどの規模であったというから驚きです。そして、大仏殿に鎮座する大仏は、東大寺大仏の高さ１８メートルをしのぐ高さ１９メートル。また、方広寺の敷地の広さは現在の豊国神社・方広寺・京都国立博物館を全て含む広大なものでした。方広寺大仏殿は、文禄４年(1595)頃に完成しました。しかし、まだ大仏開眼供養も終わらぬ文禄5年(1596)7月、大地震により大仏が大破してしまいます。　大仏が不在のまま慶長4年(1599)に秀吉は伏見城で亡くなり、その亡骸は、方広寺大仏殿の背後、阿弥陀ヶ峰に葬られました。大仏殿は何度も焼け落ち、昭和４８年に消失してからは再建されていません。当時の方広寺大仏殿の巨大さを偲ぶ唯一のものといえば、豊国神社前に並んでいる大きな石垣です。石垣この石垣は、後世の盗難や散失を心配した秀吉が、諸大名に命じて各地から巨石中の巨石を集めさせて築きました。豊国神社秀吉は伏見城で亡くなった後に「豊国大明神」の神号を後陽成天皇より賜り、秀吉の慰霊を神として祀ったのが豊国神社です。石段を上がると豪華な唐門があります。伏見城の城門を移築したものといわれています。欄間や扉の彫刻に桃山時代の華麗な遺風が偲ばれます。豊国社伝来の勅額は、後陽成天皇の御晨筆だそうです。これはレプリカでしょうか？？豊臣氏当時ものとしては大梵鐘が残っています。この鐘に刻まれた「国家安康」「君臣豊楽」の銘文が家と康を分断し豊臣を君主とするものだとして徳川家康の怒りにふれ、豊臣家滅亡のきっかけになりました。単に大坂の役の口実を家康が作りたかっただけという説が有力のようですね。「国家安康」と「君臣豊楽」の部分をチョークで白く塗ってくれてあるので見つけやすいです。あの有名な陰謀事件の元をこの目で見られて、歴史マニアももたろうは大感激の様子でした。豊国神社のまん前の公園の隣のこんもりした塚が「耳塚」です。豊臣秀吉が「文禄慶長の役」(１５９２～９８年）の際、朝鮮の人たちを老若男女問わず虐殺し、戦功の証に首級を持ち帰る代わりに鼻や耳をそぎ落とし、塩漬けにして持ち帰ってこの地に埋め、供養が行われたところです。韓国からの観光客の観光コースに入っているようで、この場所で異国からのお客様と出会うと、４００年もの時を経ていますが、日本人として恥ずかしい思いになります。侵略戦争、大量殺戮・・・この愚かさを無言で語ってくれています。「大仏前交番」大和大路七条の京都国立博物館手前の交差点にある交番です。こうして名前だけでも残っているのがいいですね！まだまだ、お散歩は続きます。東福寺まで歩きます～(*^^)

2008年03月04日
大和大路

　さぁちゅんです。この前の土曜日、おいしいお寿司のランチをいただいたあと、さぁちゅん一家は、なが～いなが～～いお散歩に出かけました。散歩というより、もう遠足と呼んでいいでしょう！室町松原の「希美」さんから、松原通を東に大和大路まで行って、今度は南に行って、豊国神社＆方広寺＆耳塚を見て、またそのまま、ひたすら、南に歩き東福寺を見学し、帰りは東大路を北上し、今熊野商店街を通って、七条通を西に行き、木屋町で曲がって松原通まで戻ってきました。ごめんなさい！地図で説明しないとわかりませんよね！今日のお散歩は、見学を含めて所要時間３時間半というところです。ではでは・・・、今回は松原通を大和大路で曲がったところから、豊国神社神社の手前までのお散歩を紹介します。大和大路通は、北は三条から南は泉涌寺道までの南北に通る道です。三条～四条は縄手通と呼ばれます。三条京阪の裏側の道というとわかりやすいでしょうか。松原通を東に行って大和大路で右に曲がります・・・つまり南に行きます。反対に北に少々行くと建仁寺、祇園があります。これは松原通です。この角を右に行きます。左奥に見えるオレンジっぽい大きな建物が松原警察署です。大和大路に入りました。いたって地味な古い住宅街といった風情です。説明は必要ありませんね！ゆっくりとレトロな町並みをお楽しみください。現役の内科のお医者さんでした。大和大路にはこういう町の和菓子屋さんが何軒もありました。五条通の手前に、なんだか面白いポスターが張ってありました。お店が閉まっていたので何屋さんなのか、まったくわかりません。きょろきょろ見てみると、屋号はちいさく「なつかし屋」とありました。駄菓子屋さん？？広い五条通を渡っていきます。おうどん屋さん＆散髪屋さんです。気に留めなければ、そのまま通り過ぎてしまう、ごくありふれた風景ですが、こうして写真の画面に切り取ってみると、なかなかレトロな感じじゃないですか？！食料品店のとても立体感のある看板に目が釘付けになってしまいました。正面から撮りたかったのですが、お店の人が入り口で作業されていましたので撮る事はできませんでした。またまた、和菓子屋さんです。道幅が急に、ものすごく広くなります。そして現れるのは、こんな風景です。今も残る巨大な方広寺の大仏殿の石垣です。たて看板が並んでいますが、この斜め向かいに葬儀場ができており、それに反対する看板でした。では次回は、秀吉ゆかりの方広寺と豊国神社にはいってまいります。

2008年03月03日
家具の町　夷川通

　さぁちゅんです。ようやく、先週月曜日の平日のお散歩の最終回です。京都の家具の町「夷川通」をお散歩します。「丸竹夷二押御池（まるたけえびすにおしおいけ）　姉三六角蛸錦（あねさんろっかくたこにしき）　四綾仏高松万五条（しあやぶったかまつまんごじょう）」御所の南、３筋目が夷川通です。西は烏丸通から、東は寺町通の間は、家具の町として知られています。まず、烏丸夷川の北東角には京都新聞本社があります。京都新聞は京都府と滋賀県を中心に発行されている地方紙です。京都、滋賀にそれぞれ本社を置き、両府県の主読紙として定着しています。ちなみに、私の実家でも京都新聞をとっています。烏丸夷川の南東角には「家具の町　夷川」という看板が立っています。写真をとっておけばよかったです。通りの雰囲気が伝わるでしょうか？古くからの家具屋さんが軒を並べています。昭和３０～４０年代には、京都の家具屋さんの７割が集まっていたそうです。コチラのお店は、定休日なのだと思うのですが、なんとも漫画チックに窓ガラスを補強してありました。開店している日は、戸を全部外して片付けてしまわれるので、割れないように補強してあるのでしょうね。きれいな姫たんすをショーウインドにディスプレイしてあるお店がありました。手前の小さい方が塗りに蒔絵が施してあります。右奥の大きめのは桐の白木に花の絵が描かれています。コチラのお店は昔ながらに、ごちゃごちゃ所狭しと商品が並べてあるお店です。コチラのお店は、デザイナーっぽい紳士服のお店のようでした。手前のお店は薬局です。どうやら和漢薬のお店のようです。向こうのお店も、昔ながらの家具屋さんです。このお店がどうだったかわかりませんが、昔ながらの家具屋さんに見えるお店の多くがネット販売をされているようです。明治１７年創業の豆菓子の老舗「豆政（まめまさ）」本店です。「夷川五色豆」が有名です。京都の代表的みやげ菓子の五色豆の元祖です。五色豆の五色は五行説の大地を象徴する色「木（青）火（赤）土（黄）金（白）水（黒）」に由来しているそうです。このお店の「月しろ」というお菓子がとってもおいしいんです。極上の甘納豆を寒天で固めて、まわりをサクッと砂糖でコーティングしてあります。見かけたらぜひお試しくださいね。さて、次回からは、この前の土曜日の長い長いお散歩の様子をご紹介いたします。昨日、朝、起きたら、花粉症になっていました。今日は、いつもに増してボケボケで、朝からこの日記を３回も書きかけては消してしまって、ようやくUPできました～(-_-;)

2008年03月03日

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