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テーマ:小学校での出来事(1644)
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今日のバイトは午前中のシフトです。生協のベーカリーに配属されて早や4週目と
なりました。殆どが午後からなのですが、午前中の仕事も覚えておけば不測の事態 に対応できるからということで今日で3回目の研修です。 焼いたパンを出す「前出し」という仕事でメイトと呼ばれる準社員の人が焼くパンを ひたすら店頭に並べるのが午前中の仕事です。 私の勤める生協は名古屋市内のパンメーカーから一次発酵までした冷凍食パン生地や 形成まで終えた冷凍菓子パンを解凍して焼く形をとっています。 ズブの素人が捏ねから発酵、形成は無理ですものね。でも、窯から出たばかりの焼き たてパンは香ばしくついついベーカリーコーナーを覘きたくなってしまいます。 午前中は前日冷凍庫から出して二次発酵させておいたパンを順次ひたすら焼き、並べ るいう感じでてんてこ舞いなのです。 そこへ今日は近くの小学校の社会見学で「生協の裏方まで見せます」ということで 店長が拡声器を持って小学3年生を従えて1時間あまりベーカリー、惣菜、鮮魚、 青果と回っていました。 ベーカリーは子どもたちのも馴染みがあって皆 興味深々で食い入るように(本当 に食うなよ!)見学していました。 しかし、工房の出入り口が一つしかない所に小学生40人近くが順番を待ちながら 待機しています、それが3クラス分くらいあるんです。出入り口を塞がれてしまって 店舗に出ることができません。 1クラス終わると「それ!今のうちに出さなきゃ」と慌てて棚に並べていました。 フランスパンが焼きあがったばかりの時は女の子に「パチパチ プチプチ」焼きあが りにしか聞けない音を聞かせてあげると目を丸くして驚いていました。 指をくわえて菓子パンの所でじっと見ている子もいました。 「今日は社会見学だから試食できない…」 「そっか… 今度お母さんと来た時に食べてみてね」 「うん」 そんな可愛い子もいたり、 「パンが焼きあがるまでにどのくらい時間がかかるんですか?」 というこれぞ社会見学といった子もいました。 ベーカリーコーナーではピザ等は買いやすい様にカットして販売しています。 「ようよう 俺だったらこのピザ一個づつなんて買わずに丸々買っちゃうぞ」 という太っ腹の子もいました。ぜひその様に買っていただきたいもんです。 香ばしい匂いはなかなか小学生を離さない様で長い時間をかけて見学をしていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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