くりりんテクテク日記

このところ　日記をサボっていました。

サボった訳は南信州の温泉に行っていたのでした。天龍村の「坂本旅館」に泊まって

メチャクチャいいお湯に遭遇しました。

小さな民宿のような宿でしたが泉質が何ともいえず、これは毎日入っていたら「美人」に

なれるんじゃないかと思われる素晴らしいものでした。

透明な湯でしたが肌に張り付くような「ぬるりん」とした感じがまるで美容液を全身に

付けているような感じがしました。

天龍村は日中は暖かくて名古屋とあまり変わらない陽気でした。目前に迫る山並みは春の

訪れで木々が小さく芽吹いて全体が白っぽくなってきました。

一晩　泊まって翌日　名古屋への帰路でスゴイ光景に出会いました。

売木村というキャンプ場などがある山間の村を売木峠目指して車で走っていました。

細い県道46号線の両側には棚田が見えます。その田んぼからモヤモヤと白い煙の様なもの

が立ち上っています。田んぼで何か燃やしているのかと思いきや、そうではありません！

田んぼの畦から立ち上るのは水蒸気だったのです。

よく見るとあちこちの田んぼから我先にといった感じにキラキラ輝いた朝日を受けて白い

モヤモヤが空に消えていきます。

余りにも素晴らしい光景に思わず叫びどおしでした。

畦は冬枯れしていましたが立ち上る水蒸気が春への足音を確実に刻んでいるようでした。

根羽村で国道153号に合流するまで一台も行過ぎることが無い秘境のような山道でした。

お湯といい景色といい　南信州はいい処です。