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昨日 夕方に白山から帰ってきました。
全国でも珍しい父母立の学校「見晴台学園」の恒例の白山登山に参加してきました。 「見晴台学園」は軽度発達障害(LD、ADHD、アスベルガー)の12歳~22歳くらいまで の青少年が日々学んでいる無認可の学校です。 中等部、高等部、専攻科、青年部とあり今回の白山登山は専攻科の生徒の活動です。 朝6:30に学園前に集合してマイクロバス(レンタカー)で出発です。運転手は学園の母体 となるNPO法人の職員Sさんが毎回運転手兼サポーターとして参加しています。 生徒の保護者さんが見送る中バスは白山に向けて走り出しました。 今回は教員を含めたサポーターが6人、生徒が5人の体制です。現地で地元の経験豊かな 登山家さん2人と合流します。なので大人8:生徒5のサポーターばかりの団体となり ました。 毎回 生徒のメンバーは当然のように変わります。基本的には2年に一回の白山登山なので 専攻科(2年制)のうちに1回みんなが白山に登ることになります。 バスは北陸自動車道経由で石川県白山市に入りました。 白山の夏は登山口まではマイカー規制が敷かれていて乗用車は入ることができません。 マイクロバスなどの団体や観光バス、乗合バスは別当出会という登山口まで行くことができ ます。 駐車場から登山口まで10分程度歩くだけで普段余り運動をしていない専攻科生の一人A君は 「疲れた~!もうダメ~!」 なんてことを言っています。おいおい!登山はこれからだし登山口までも行って無いぞ~! 先が思いやられます。 全体に発達障害の子どもたちは運動が苦手です。自分の体の動きや体力なども把握していな いようで、1泊2日の登山なのに大荷物です。しかも、親心でもしもの為に着替えを多く持たせ てより一層リュックサックを重くしています。一人の女生徒は体重40kgなのに頑丈な大きな リュックサック(連泊用)に多くの着替えが詰め込まれていました。聞くとお母さんが詰めた ようで本人は何がどこに入っているかもわかっていないようでした。できるのに子ども可愛さ で親が何でもやってしまい子どもの能力を伸ばしきらないでいるようでした。 A君は足を上げるのが上手にできないようで躓いて重いリュックに引きずられるように熊笹 の茂みに転がり込んでしまいました。教員のKさんが必死で引きずり上げて事なきをえました が、体重の重いA君が重いリュックを背負っての事態だったので大変でした。 その後、私と同行の学園生徒の親MさんはA君担当のようになりMさんが引っ張り、私が後ろ からリュックを押し上げるような体制で大休憩の場所、中飯場まで登っていきました。 通常の倍以上の時間をかけてようやく中飯場に到着です。 アミノバイタルの顆粒状を水と一緒に飲んで充電です。どの生徒もちょっと疲れ気味でまだ まだこれからなのに先行きがちょっと不安が過ぎります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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