雨とオフコース
6月は雨の月です。何となくほお杖をついて、窓側の席から空や運動場の景色を眺める情景がこの歳になっても浮かんできます。ぼんやり ゆっくりものを考えたり、本を読んだりとか梅雨の季節は来るべき夏への助走路のような役目をしてくれてます。高校時代に始めて「オフコース」を友人から知りました。まだ、ブレーク前で知る人ぞ知るっていう感じで、LPレコード(古~っ!)を視聴覚準備室で仲間とこっそり聞いた思い出があります。感受性豊かな15,6歳の少女にとってちょっと大人で、知的な香りがする小田さんと鈴木さん。私は小田さんの方が繊細で好き!いやいや鈴木さんの方が男っぽいところがいい!など、今思えばどうでもいい事を真剣に自分の美意識の再確認のようにお二人のいいとこ探しをしていました。放課後の視聴覚準備室に集まりオフコースの詩の世界に浸っては同い年の男子がやけに子どもっぽく感じて年上の男性に憧れていたあの頃がとても懐かしく感じます。最近 青春時代の事がやけに思い出されて(娘たちがちょうどその季節なので)妙な気持ちになったりします。特に高校時代の友人なんかに会ったりすると、今のことよりその時代の話に花が咲きます。年 とったんでしょうか? ワインの匂い / オフコース